ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人
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ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人
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投稿日時 2014/4/3 13:19 | 最終変更
nande3
投稿数: 128
ISBN:4-06-273539-3
著者:今野 敏(こんの びん)
発行:2012年7月2日 第26刷(講談社文庫)
今野敏による日本の警察小説シリーズ。2013年、日本テレビにて
単発スペシャルドラマ化された。
2010年12月現在、講談社ノベルス版が11冊、講談社文庫版が
10冊刊行されている。
本書はシリーズ第二弾で、1999年に講談社ノベルとして
刊行され、2002年に文庫化されている。
<誤植というより校正ミス? 意図?>
※本書では、校正の“揺らぎ”が目に付きました。
◎53ページ 8行目◎
誤「あたりまえだ」
正「当たり前だ」
間違いではありませんが、54ページの8行目に「…実績が表れな
いのは当たり前じゃないですか」という一文があります。
漢字表記の統一という校正の問題です。
◎56ページ 16行目◎
誤「何か手柄を上げろということだ。」
正「何か手柄を挙げろ(立てろ)ということだ。」
前作でも指摘した通り、「はっきりと分かるように示す」意味な
ので、[上]ではなく[挙]になると思いますが、[手柄]は[立てる]
もの?
加えて、本書では、132ページ16行目ほかに「手柄を立てなけれ
ば、解散させられる。…」という文章があります。
◎57ページ 13行目◎
誤「STは、警視庁の組織上は係と同等だ。係長は、百合根で主任が
赤城ということになっているが…」
正「STは、警視庁の組織上は係と同等だ。係長は百合根で、主任が
赤城ということになっているが…」
「係長は、」の読点「、」の打ち方が?
◎113ページ 8行目◎
誤「電話がかかってくるとか、後を付けられたというような…」
正「電話がかかってくるとか、跡をつけられたというような…」
[後ろ]に付いていく、[後(あと)]を追うのではなく、[痕跡]
という意味で[跡をつける](痕跡を追う)がよろしいかと。
(新聞用字用語集から)
[付く](くっつく)という直接的な意味ではなく、[元気づける]
のように、慣用で平仮名書き[つく]になるのが自然でしょうか。
203ページの14行目に「跡をつけられたりとかはなかったのです
か?」、205ページ14行目に「恋こがれて相手のあとをついて歩
く人だっている。」という文章があります。
◎126ページ 7行目◎
誤「五十歳を越えてもなお精力的な…」
正「五十歳を超えてもなお精力的な…」
◎126ページ 15行目◎
誤「捜査本部は、百五十人体制だ。」
正「捜査本部は、百五十人態勢だ。」
◎126ページ 10行目と14行目◎
誤「実際に現場の指揮をとるのは…」
「実際に渋谷署の捜査本部に詰めて指揮を取るのは…」
正「実際に現場の指揮を執るのは…」
「実際に渋谷署の捜査本部に詰めて指揮を執るのは…」
「執り行う」という意味ですので、[執る]なのですが…
同じページに間違いが二箇所とは(平仮名「とる」は間違いでは
ありませんが)、校正者の問題です。
◎129ページ 13行目◎
誤「…月曜の午前に間(ルビ=ま)に合っていたというのは…」
正「…月曜の午前に間に合っていたというのは…」
ルビは不要だと思います。次の130ページに「…捜査会議には間
に合わなかった。」とルビなしの文章があります。
こうした些細なことも、校正の質に係わってくるでしょう。
◎212ページ 16行目◎
誤「では、引き上げることにしましょう。」
正「では、引き揚げることにしましょう。」
著者:今野 敏(こんの びん)
発行:2012年7月2日 第26刷(講談社文庫)
今野敏による日本の警察小説シリーズ。2013年、日本テレビにて
単発スペシャルドラマ化された。
2010年12月現在、講談社ノベルス版が11冊、講談社文庫版が
10冊刊行されている。
本書はシリーズ第二弾で、1999年に講談社ノベルとして
刊行され、2002年に文庫化されている。
<誤植というより校正ミス? 意図?>
※本書では、校正の“揺らぎ”が目に付きました。
◎53ページ 8行目◎
誤「あたりまえだ」
正「当たり前だ」
間違いではありませんが、54ページの8行目に「…実績が表れな
いのは当たり前じゃないですか」という一文があります。
漢字表記の統一という校正の問題です。
◎56ページ 16行目◎
誤「何か手柄を上げろということだ。」
正「何か手柄を挙げろ(立てろ)ということだ。」
前作でも指摘した通り、「はっきりと分かるように示す」意味な
ので、[上]ではなく[挙]になると思いますが、[手柄]は[立てる]
もの?
加えて、本書では、132ページ16行目ほかに「手柄を立てなけれ
ば、解散させられる。…」という文章があります。
◎57ページ 13行目◎
誤「STは、警視庁の組織上は係と同等だ。係長は、百合根で主任が
赤城ということになっているが…」
正「STは、警視庁の組織上は係と同等だ。係長は百合根で、主任が
赤城ということになっているが…」
「係長は、」の読点「、」の打ち方が?
◎113ページ 8行目◎
誤「電話がかかってくるとか、後を付けられたというような…」
正「電話がかかってくるとか、跡をつけられたというような…」
[後ろ]に付いていく、[後(あと)]を追うのではなく、[痕跡]
という意味で[跡をつける](痕跡を追う)がよろしいかと。
(新聞用字用語集から)
[付く](くっつく)という直接的な意味ではなく、[元気づける]
のように、慣用で平仮名書き[つく]になるのが自然でしょうか。
203ページの14行目に「跡をつけられたりとかはなかったのです
か?」、205ページ14行目に「恋こがれて相手のあとをついて歩
く人だっている。」という文章があります。
◎126ページ 7行目◎
誤「五十歳を越えてもなお精力的な…」
正「五十歳を超えてもなお精力的な…」
◎126ページ 15行目◎
誤「捜査本部は、百五十人体制だ。」
正「捜査本部は、百五十人態勢だ。」
◎126ページ 10行目と14行目◎
誤「実際に現場の指揮をとるのは…」
「実際に渋谷署の捜査本部に詰めて指揮を取るのは…」
正「実際に現場の指揮を執るのは…」
「実際に渋谷署の捜査本部に詰めて指揮を執るのは…」
「執り行う」という意味ですので、[執る]なのですが…
同じページに間違いが二箇所とは(平仮名「とる」は間違いでは
ありませんが)、校正者の問題です。
◎129ページ 13行目◎
誤「…月曜の午前に間(ルビ=ま)に合っていたというのは…」
正「…月曜の午前に間に合っていたというのは…」
ルビは不要だと思います。次の130ページに「…捜査会議には間
に合わなかった。」とルビなしの文章があります。
こうした些細なことも、校正の質に係わってくるでしょう。
◎212ページ 16行目◎
誤「では、引き上げることにしましょう。」
正「では、引き揚げることにしましょう。」
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