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KAPPA(カッパ)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2014/6/25 2:38
nande3  一人前   投稿数: 128
ISBN:978-4-19-892927-5
著者:柴田 哲孝(しばた てつたか)
発行:2009年2月15日 初刷(徳間文庫)

著者初の小説作品。ベストセラーになった『TENGU』(第9回大藪春彦
賞受賞作、2006年刊)に先立つ1991年の刊行で、未確認動物・UMAを
題材にしています。

<誤植というより校正ミス? 意図?>

◎17ページ 9行目◎
誤「ひと通り支柱を攻めてみたが、アタリはまったくなかった。」
正「ひと通り支柱を攻めてみたが、あたりはまったくなかった。」

 間違いではありません。細かいことですが、校正上の問題です。

 52ページに「あたりがあれば、そこで強く合わせる。」、54ペー
 ジに「バスのあたりがあったようだ。」の文章があります。校正
 機能を発揮してカタカナ、平仮名表記の統一を図るべきかと。

◎40ページ 5行目◎
誤「…パトカーが止められ、その回りを…走り回っている。」
正「…パトカーが止められ、その周りを…走り回っている。」

 141ページでは「その周りを、二艘の黄色いゴムボートが…」と
 正しく使っています。214ページでは「しばらく沼の回りで暇を
 つぶし…」と間違って使っています。校正の問題。

◎42ページ 13行目◎
誤「今朝第二回目の捜査会議が招集された。」
正「今朝二回目の捜査会議が招集された。」

 順序を表すために数字に付ける接頭語の[第]と順序を表す接尾語
 の[目]は、同時に用いるものではないと思います。

 「第二回捜査会議」か「二回目の捜査会議」に。

 「新聞用字用語集」では、
 「第○回目」「第○日目」という使い方はしない。「第○回」
 「第○日」または「○回目」「○日目」と書く。
 と規定し説明しています。

◎43ページ 11行目◎
誤「…凶器を特定する上で有力な手がかりになるものと…」
正「…凶器を特定する上で有力な手掛かりになるものと…」

 これも細かいことですが…46ページで「…有力な手掛かりは得て
 いない…」と漢字書きですので統一を。

◎141ページ 1行目◎
誤「…ゴムボートを使って死体の引き上げ作業が行われている。」
正「…ゴムボートを使って死体の引き揚げ作業が行われている。」

 同じ141ページに「ゴムボートに、死体が引き上げられるのが見え
 た。」という文章があります。こちらは、ピックアップという意味で
  [引き上げる]になりますが、「元の所に戻す・戻る」という意味
 では「水死体を引き揚げる」「沈没船を引き揚げる」と同じよう
 に[引き揚げる]になると思います。

※ このほか「釣り上げる」「釣りあげる」、「身につけた」「身
  に着けた」、「大丈夫」「だいじょうぶ」など漢字書き、平仮
  名書きが統一されていませんでした。

  重版や改訂版で修正されていると思いますが、どうでしょう?
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