首都崩壊
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首都崩壊
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投稿日時 2015/3/28 15:00
nande3
投稿数: 128
ISBN:978-4-344-02537-0
著者:高嶋 哲夫(たかしま てつお)
発行:2014年3月30日 第4刷
<誤植というより校正ミス? 意図的なミス?>
◎16ページ 20行目◎
誤「政権が替わり、新しい経済政策により円安…」
正「政権が代わり、新しい経済政策により円安…」
難しいのですが、「年度替り」や「組織替え」のように、「前のも
のをやめて別の物事をする、新しいものにする」のではなく、「社
長が代わる」のように「代理、代表、交代」の意で[代わる]になる
のではないかと考えます。(新聞用字用語集の説明から)
27ページに「違うのはスニーカーがサンダルに替わったことだけ
だ。」という文章があります。こちらの[替わる]が正しい使い方
でしょう。
◎33ページ 16行目◎
誤「こんなレポートがマスコミに漏れれば、国民は東京から逃げ出す。
おまけに外資は日本から引き上げる。」
正「こんなレポートがマスコミに漏れれば、国民は東京から逃げ出す。
おまけに外資は日本から引き揚げる。」
◎150ページ 20行目◎
誤「相手の質問を聞いているときや間合いを測るときなど…」
正「相手の質問を聞いているときや間合いを計るときなど…」
名詞[間合い]は、「ほどよい間隔」という意味で実際の距離のほか「こ
ろあい、時機、おり」という意味もあります。
この文章は、実際の距離を[測る]のではなく、「チャンスを窺う」とい
う意味になりますので、[計る]に。
◎189ページ 3行目◎
誤「…日本の債務の額は軌道を超えています。」
正「…日本の債務の額は軌道を越えています。」
難しい表現です。[軌道]の意味するところ。「電車・列車を走らせる
ための線路」という文字通りの意味か、「物事が進行していく道筋」と
いう抽象的な意味か。判断がつきません。
「制限量」ととらえるなら[超える]になりますが、「債務に制限量はあ
るのか」という問題になります。[債務超過]は「債務者の負債の総額が
資産の総額を超える状態。つまり、資産をすべて売却しても、負債を返
済しきれない状態」のことですから[超える」を使うのですが…。
「柵・ハードル・ピーク・ラインを越える」というように比喩的に使っ
ているなら[越える]になるでしょう。
291ページに「官僚もある年齢を超えると、退官後のことしか頭にない
者も多いがね」という文章があります。この[超える]もしかり。
「平均寿命が七十五歳を超える」という「基準を上回る」意味の[超え
る]ではなく、「ある時点や物の上・時期を越えて先に行く」という意
味で、「六十の坂を越す」と同じ[越える]を使うところでしょう。
著者:高嶋 哲夫(たかしま てつお)
発行:2014年3月30日 第4刷
<誤植というより校正ミス? 意図的なミス?>
◎16ページ 20行目◎
誤「政権が替わり、新しい経済政策により円安…」
正「政権が代わり、新しい経済政策により円安…」
難しいのですが、「年度替り」や「組織替え」のように、「前のも
のをやめて別の物事をする、新しいものにする」のではなく、「社
長が代わる」のように「代理、代表、交代」の意で[代わる]になる
のではないかと考えます。(新聞用字用語集の説明から)
27ページに「違うのはスニーカーがサンダルに替わったことだけ
だ。」という文章があります。こちらの[替わる]が正しい使い方
でしょう。
◎33ページ 16行目◎
誤「こんなレポートがマスコミに漏れれば、国民は東京から逃げ出す。
おまけに外資は日本から引き上げる。」
正「こんなレポートがマスコミに漏れれば、国民は東京から逃げ出す。
おまけに外資は日本から引き揚げる。」
◎150ページ 20行目◎
誤「相手の質問を聞いているときや間合いを測るときなど…」
正「相手の質問を聞いているときや間合いを計るときなど…」
名詞[間合い]は、「ほどよい間隔」という意味で実際の距離のほか「こ
ろあい、時機、おり」という意味もあります。
この文章は、実際の距離を[測る]のではなく、「チャンスを窺う」とい
う意味になりますので、[計る]に。
◎189ページ 3行目◎
誤「…日本の債務の額は軌道を超えています。」
正「…日本の債務の額は軌道を越えています。」
難しい表現です。[軌道]の意味するところ。「電車・列車を走らせる
ための線路」という文字通りの意味か、「物事が進行していく道筋」と
いう抽象的な意味か。判断がつきません。
「制限量」ととらえるなら[超える]になりますが、「債務に制限量はあ
るのか」という問題になります。[債務超過]は「債務者の負債の総額が
資産の総額を超える状態。つまり、資産をすべて売却しても、負債を返
済しきれない状態」のことですから[超える」を使うのですが…。
「柵・ハードル・ピーク・ラインを越える」というように比喩的に使っ
ているなら[越える]になるでしょう。
291ページに「官僚もある年齢を超えると、退官後のことしか頭にない
者も多いがね」という文章があります。この[超える]もしかり。
「平均寿命が七十五歳を超える」という「基準を上回る」意味の[超え
る]ではなく、「ある時点や物の上・時期を越えて先に行く」という意
味で、「六十の坂を越す」と同じ[越える]を使うところでしょう。
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