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警察(サツ)回りの夏

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/11/17 1:32 | 最終変更
nande3  一人前   投稿数: 128
ISBN:978-4-08-775420-9
著者:堂場 瞬一(どうば しゅんいち)
発行:2014年9月30日 第1刷


◎39ページ 8行目ほか◎
誤「できれば火を点けて燃やしてしまいたかったが…」
正「できれば火を付けて燃やしてしまいたかったが…」

 難しいですね。「タバコの火や電灯」を「点ける」と書きがちです
 が[点]は常用外なので、まずは平仮名表記の「つける」とすべきで
 しょうか。

 [点火][点灯]という言葉があります。

 [点火]は「火をつけること。『ストーブに―する』、内燃機関を
 始動したり、爆薬を爆発させたりする操作」の意。
 [点灯]は「灯火・電灯をつけること。明かりをともすこと」で
 [消灯]の対語。

 この[点]は、「灯す」という意味や「つけたり消したりの点滅の点」
 の意味が濃いように思います。
 
 [点火]の同義語の[着火]は「火がつくこと。火をつけること。『ラ
 イターがなかなか―しない』」の意。ならば、「火を着けた」でも
 いいような流れになってきます。実際、ネットの辞典では[点][着]
 が出てきます。

 「新聞用字用語集」では「火を付ける(点火、放火)」と説明して
 います。
 (過去にも同じ指摘をしています)

 210ページにある「照明を点けるわけにもいかない」が正しい使い方で
 しょう。

◎39ページ 14行目ほか◎
誤「…国道十六号線沿線を彷彿させる。」
正「…国道十六号沿線を彷彿させる。」 
 
 間違いとはいえませんが…。
 「○○号線」と一般的に言いますが、正式な路線名に[線]は付き
 ません。[線]+[沿線]も重複表現。

◎42ページ 16行目◎
誤「インタフォンを鳴らして石澤が顔を出すまでの数秒感で、鼓動が一気に
  高まった。」
正「インターホンを鳴らして石澤が顔を出すまでの数秒間で、鼓動が一気に
  高まった。」

 まず、[インタフォン]。外来語表記なので間違いだとはいえませんが、多
 くの外来語辞典、新聞用字用語集は[インターホン]です。

 次に、「…顔を出すまでの数秒感」。やはり[感]ではなく[間]でしょう。

◎164ページ 17行目◎
誤「…教授に就任。それから二十五年、定年で退官するまで…」
正「…教授に就任。それから二十五年、停年で退官するまで…」

 これも間違いとは言い切れません。一般的には[定年]ですが、大学・自衛
 隊は[停年]を使うようです。

◎197ページ 19行目◎
誤「始めに社長が言ったのは、単なるポーズだったんですかね」
正「初めに社長が言ったのは、単なるポーズだったんですかね」

◎210ページ 2行目◎
誤「…南はロフトへの梯子を上った。」
正「…南はロフトへの梯子を登った。」

 難しいです。間違いとは断定できないのですが、[梯子]は「登り下りに用
 いる道具」と説明している辞典がありますので[登]を使うのがよろしいか
 と。
 でも同じ辞典で「だんばしご。階段」とも説明しているので、[階段]なら
 「上る」ですし…[階段]は「上る」のではなく「上がる」といいますし…
 難しい。余計な指摘かもしれません。
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