突破口 組織犯罪対策部マネロン室
- この出版社に新しい報告を立てることはできません
- この出版社ではゲスト投稿が禁止されています
突破口 組織犯罪対策部マネロン室
msg# 1
前の投稿
-
次の投稿
|
親投稿
-
子投稿なし
|
投稿日時 2013/10/30 15:32 | 最終変更
nande3
投稿数: 128
ISBN:978-4-344-02341-3
著者:笹本 稜平(ささもと りょうへい)
発行:2013年2月25日 第1刷
<誤植というより校正ミス? 意図的なミス?>
◎18ページ 15行目ほか◎
誤「…電話番号をご存知でしたら教えていただけませんか」
正「…電話番号をご存じでしたら教えていただけませんか」
[ごぞんじ]をワープロソフトで変換すると[ご存知]が最初に
示されるからでしょうか、「ご存知の…」「ご存知ですか」
などの表現を多く目にします。
[存知](ぞんち=知っていること、承知していること)ではなく
[存じ](ぞんじ=知っていること、承知)の尊敬語で、[ご]を
付けています。
「知っている」「覚える」「考える」「思う」の謙譲語で[存ず
る]。
147ページでは「ご存知ありませんか?」「存じ上げません」と
使っています。校正の問題にもなってきます。
◎45ページ 12行目◎
誤「情報の根っ子を握っているのは自分だと言わんばかりに…」
正「情報の根っこを握っているのは自分だと言わんばかりに…」
微妙な表記です。
小学館の『大辞泉』などでは、
【根っ子】
1 草や木の根。また、木の切り株。
2 物事が成り立っている基礎になるもの。根本。おおもと。
などと解説しています。
[根]より話し言葉的な表現で[根っこ]との解説も見られます。
[根]の子どもではないので、[根っ子]ではなく[根っこ]とも言
われています。
ちなみに、新聞社の用字用語集では、[根っこ][首根っこ]に統一
しています。
北海道の方言に[こっこ]があります。漢字にすると【仔子】に
なるようです。
人間を除く子ども、魚介類の卵巣のことですが、平仮名やカタカ
ナ表記は見ますが、漢字はあまり見ません。
下北弁、仙台弁にも同じ意味で[こっこ]と発音する方言がありま
す。津軽言葉には、[牛]を意味する[べごっこ(べご)]がありま
す。いずれも平仮名表記のようです。
こうした方言と共通するものが[根っこ]の[こ]にもあるような気
がするのですが、いかがでしょうか。
◎52ページ 15行目◎
誤「…そこまで至り着くのはやはり困難な道のりで…」
正「…そこまで辿り着くのはやはり困難な道のりで…」
[至り着く]という言葉は辞書の項目にないような…。
ある目的地・場所に行き着く意の[至る]と[着く]で二重言葉に
なるのではないかと考えるのですが…。
ネット検索すると、「差し掛かる」という言葉の説明で「ちょう
どその場所に至り着く」というのがあったり、「…との考えに至
り着くものと思われます。」などの表現が見受けられました。
よく分かりません。「新しい言葉」なのでしょうか?
◎64ページ 5行目◎
誤「なんとかここで態勢を立て直さないと…」
正「なんとかここで体勢を立て直さないと…」
[態勢]は「一時的・部分的な身構え・対応」で[受け入れ態勢]や
[攻撃態勢]などが用例。
[体勢]は「体の構え・姿勢」で「飛行機が着陸体勢に入る」
「(相撲などで)得意な体勢に持ち込む」「体勢を立て直す」な
どと使うようです。
◎77ページ 2行目など◎
誤「言われてみればたしかにそうです。…」
正「言われてみれば確かにそうです。…」
細かいですが、校正の問題です。
62ページでは「…していたのは確かなようです。」という文章
があります。形容動詞でも副詞でも漢字[確]で統一すべきかと。
◎80ページ 4行目◎
誤「…一同を見渡すと、さっそく亀田が手を上げた。」
正「…一同を見渡すと、さっそく亀田が手を挙げた。」
[挙手]ですので、「手を挙げた」ですね。
◎309ページ 16行目◎
誤「…マスコミが騒ぐような大きな成果が上がっていない。」
正「…マスコミが騒ぐような大きな成果が挙がっていない。」
「アップする」の意味なら「成果が上がる」、「残す」という
意味なら「成果が挙がる」。
327ページは「摘発実績を上げるために…」と正しく「上げる」
を使っています。
◎376ページ 11行目◎
誤「さっそく観測気球を上げてみる。」
正「さっそく観測気球を揚げてみる。」
「高く掲げる、浮揚」などの意味ですので「アドバルーンを揚げ
る」「いかりを揚げる」と同じように「気球を揚げる」。
著者:笹本 稜平(ささもと りょうへい)
発行:2013年2月25日 第1刷
<誤植というより校正ミス? 意図的なミス?>
◎18ページ 15行目ほか◎
誤「…電話番号をご存知でしたら教えていただけませんか」
正「…電話番号をご存じでしたら教えていただけませんか」
[ごぞんじ]をワープロソフトで変換すると[ご存知]が最初に
示されるからでしょうか、「ご存知の…」「ご存知ですか」
などの表現を多く目にします。
[存知](ぞんち=知っていること、承知していること)ではなく
[存じ](ぞんじ=知っていること、承知)の尊敬語で、[ご]を
付けています。
「知っている」「覚える」「考える」「思う」の謙譲語で[存ず
る]。
147ページでは「ご存知ありませんか?」「存じ上げません」と
使っています。校正の問題にもなってきます。
◎45ページ 12行目◎
誤「情報の根っ子を握っているのは自分だと言わんばかりに…」
正「情報の根っこを握っているのは自分だと言わんばかりに…」
微妙な表記です。
小学館の『大辞泉』などでは、
【根っ子】
1 草や木の根。また、木の切り株。
2 物事が成り立っている基礎になるもの。根本。おおもと。
などと解説しています。
[根]より話し言葉的な表現で[根っこ]との解説も見られます。
[根]の子どもではないので、[根っ子]ではなく[根っこ]とも言
われています。
ちなみに、新聞社の用字用語集では、[根っこ][首根っこ]に統一
しています。
北海道の方言に[こっこ]があります。漢字にすると【仔子】に
なるようです。
人間を除く子ども、魚介類の卵巣のことですが、平仮名やカタカ
ナ表記は見ますが、漢字はあまり見ません。
下北弁、仙台弁にも同じ意味で[こっこ]と発音する方言がありま
す。津軽言葉には、[牛]を意味する[べごっこ(べご)]がありま
す。いずれも平仮名表記のようです。
こうした方言と共通するものが[根っこ]の[こ]にもあるような気
がするのですが、いかがでしょうか。
◎52ページ 15行目◎
誤「…そこまで至り着くのはやはり困難な道のりで…」
正「…そこまで辿り着くのはやはり困難な道のりで…」
[至り着く]という言葉は辞書の項目にないような…。
ある目的地・場所に行き着く意の[至る]と[着く]で二重言葉に
なるのではないかと考えるのですが…。
ネット検索すると、「差し掛かる」という言葉の説明で「ちょう
どその場所に至り着く」というのがあったり、「…との考えに至
り着くものと思われます。」などの表現が見受けられました。
よく分かりません。「新しい言葉」なのでしょうか?
◎64ページ 5行目◎
誤「なんとかここで態勢を立て直さないと…」
正「なんとかここで体勢を立て直さないと…」
[態勢]は「一時的・部分的な身構え・対応」で[受け入れ態勢]や
[攻撃態勢]などが用例。
[体勢]は「体の構え・姿勢」で「飛行機が着陸体勢に入る」
「(相撲などで)得意な体勢に持ち込む」「体勢を立て直す」な
どと使うようです。
◎77ページ 2行目など◎
誤「言われてみればたしかにそうです。…」
正「言われてみれば確かにそうです。…」
細かいですが、校正の問題です。
62ページでは「…していたのは確かなようです。」という文章
があります。形容動詞でも副詞でも漢字[確]で統一すべきかと。
◎80ページ 4行目◎
誤「…一同を見渡すと、さっそく亀田が手を上げた。」
正「…一同を見渡すと、さっそく亀田が手を挙げた。」
[挙手]ですので、「手を挙げた」ですね。
◎309ページ 16行目◎
誤「…マスコミが騒ぐような大きな成果が上がっていない。」
正「…マスコミが騒ぐような大きな成果が挙がっていない。」
「アップする」の意味なら「成果が上がる」、「残す」という
意味なら「成果が挙がる」。
327ページは「摘発実績を上げるために…」と正しく「上げる」
を使っています。
◎376ページ 11行目◎
誤「さっそく観測気球を上げてみる。」
正「さっそく観測気球を揚げてみる。」
「高く掲げる、浮揚」などの意味ですので「アドバルーンを揚げ
る」「いかりを揚げる」と同じように「気球を揚げる」。
投票数:29
平均点:0.00