凍る炎 アナザーフェイス5
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凍る炎 アナザーフェイス5
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投稿日時 2014/10/16 18:49 | 最終変更
nande3
投稿数: 128
ISBN:978-4-16-778706-6
著者:堂場 瞬一(どうば しゅんいち)
発行:2013年12月10日 第一刷(文春文庫)
「アナザーフェイスシリーズ」の第五弾、文庫書き下ろし。
<誤植というより校正ミス? 意図?>
◎12ページ 9行目◎
誤「ストレッチはいい…体がすぐに解れ、芯が暖まってくる。」
正「ストレッチはいい…体がすぐに解れ、芯が温まってくる。」
「手足が温まる」「心温まる話」など一般的には[温]。[暖]は、
主に気象や気温に。
44ページでは「風呂に入りたいな、と切実に思った。…体を温め
るために」と正しく使っています。
◎18ページ 8行目◎
誤「だったらもう、抑えた方がいい。何かあったら危険だ」
正「だったらもう、押さえた方がいい。何かあったら危険だ」
間違いとは言い切れませんが…。
辞典によっては「取り押さえる」「取り抑える」を併記していま
すので。
怪しい二人が侵入を企てる場面です。急に「抑えた方がいい」と
出てきても?
「物理的におさえる、確保する」という意味ですので、「押さえ
る」を使うほうが分かりやすいと思います。「相手打線を抑え込
む」など、[抑]は「抑圧、抑制、こらえる、くいとめる」意味で
使う、と「新聞用字用語集」では説明しています。
それ以前に、略さないで「取り押さえた方がいい」としても、そ
れほど問題はないでしょう。
◎18ページ 14行目◎
誤「…イヤフォンに意識を集中した。」
正「…イヤホンに意識を集中した。」
これも間違いとは言えません。カタカナ表記は難しい。作者の
こだわりがあるかもしれません。
一般的には「イヤホン」です。ワープロソフトで「いやふぉん」
は一度の変換でカタカナになりません。
◎26ページ 14行目ほか◎
誤「そこは引き上げて下さい」
正「そこは引き揚げて下さい」
「元の場所に戻る」という意味ですので。
◎57ページ 7行目ほか◎
誤「装飾の類いはほとんどなく…」
正「装飾の類はほとんどなく…」
[類]の音読みは「るい」、訓読みは「たぐい」(常用漢字表内)
になり、常用漢字表外では「たぐ-う」「たぐ-える」ということ
です。
「たぐい」と読ませたいならルビを振るのがよいでしょう。
◎57ページ 8行目◎
誤「(小部屋は)…素っ気ないとも言える作りだった。」
正「(小部屋は)…素っ気ないとも言える造り(造作)だった。」
これもまた難しい表現ですが、「合掌造り」「数寄屋造り」と同
じ使い方になると思います。
◎177ページ 18行目◎
誤「…二十四時間体制の監視は、ひとまずストップ」
正「…二十四時間態勢の監視は、ひとまずストップ」
◎230ページ 16行目◎
誤「…大友は早くも白旗を上げかけた。」
正「…大友は早くも白旗を掲げかけた。」
難しい表現です。間違いの指摘ではなく、疑問の提示です。
「赤あげて」「白あげないで赤さげる」…は旗揚げゲームです。
ゲームの名称になると「揚げる」ですが、ゲームでは旗そのもの
を「上げ下げ」するのですから「上げる」になります。
一般的に[旗]を[掲揚]するものととらえると、「揚げる」になり
ます。
この文章は[白旗]。
白旗(しろはた、しらはた、はっき)は…近代以降に成立した国
際社会にほぼ共通する認識では、戦時国際法に基づき、戦争など
において交戦対象にあたらないことを相手に知らせるための表明
手段としての旗の一つであり、主として停戦交渉や降伏の際に用
いられるものである。(ウィキペディアから)
用例としては「白旗を掲げる」になるのでは、と考えます。
◎267ページ 4行目◎
誤「…事情聴取は、定型に添って進んだ。」
正「…事情聴取は、定型に沿って進んだ。」
著者:堂場 瞬一(どうば しゅんいち)
発行:2013年12月10日 第一刷(文春文庫)
「アナザーフェイスシリーズ」の第五弾、文庫書き下ろし。
<誤植というより校正ミス? 意図?>
◎12ページ 9行目◎
誤「ストレッチはいい…体がすぐに解れ、芯が暖まってくる。」
正「ストレッチはいい…体がすぐに解れ、芯が温まってくる。」
「手足が温まる」「心温まる話」など一般的には[温]。[暖]は、
主に気象や気温に。
44ページでは「風呂に入りたいな、と切実に思った。…体を温め
るために」と正しく使っています。
◎18ページ 8行目◎
誤「だったらもう、抑えた方がいい。何かあったら危険だ」
正「だったらもう、押さえた方がいい。何かあったら危険だ」
間違いとは言い切れませんが…。
辞典によっては「取り押さえる」「取り抑える」を併記していま
すので。
怪しい二人が侵入を企てる場面です。急に「抑えた方がいい」と
出てきても?
「物理的におさえる、確保する」という意味ですので、「押さえ
る」を使うほうが分かりやすいと思います。「相手打線を抑え込
む」など、[抑]は「抑圧、抑制、こらえる、くいとめる」意味で
使う、と「新聞用字用語集」では説明しています。
それ以前に、略さないで「取り押さえた方がいい」としても、そ
れほど問題はないでしょう。
◎18ページ 14行目◎
誤「…イヤフォンに意識を集中した。」
正「…イヤホンに意識を集中した。」
これも間違いとは言えません。カタカナ表記は難しい。作者の
こだわりがあるかもしれません。
一般的には「イヤホン」です。ワープロソフトで「いやふぉん」
は一度の変換でカタカナになりません。
◎26ページ 14行目ほか◎
誤「そこは引き上げて下さい」
正「そこは引き揚げて下さい」
「元の場所に戻る」という意味ですので。
◎57ページ 7行目ほか◎
誤「装飾の類いはほとんどなく…」
正「装飾の類はほとんどなく…」
[類]の音読みは「るい」、訓読みは「たぐい」(常用漢字表内)
になり、常用漢字表外では「たぐ-う」「たぐ-える」ということ
です。
「たぐい」と読ませたいならルビを振るのがよいでしょう。
◎57ページ 8行目◎
誤「(小部屋は)…素っ気ないとも言える作りだった。」
正「(小部屋は)…素っ気ないとも言える造り(造作)だった。」
これもまた難しい表現ですが、「合掌造り」「数寄屋造り」と同
じ使い方になると思います。
◎177ページ 18行目◎
誤「…二十四時間体制の監視は、ひとまずストップ」
正「…二十四時間態勢の監視は、ひとまずストップ」
◎230ページ 16行目◎
誤「…大友は早くも白旗を上げかけた。」
正「…大友は早くも白旗を掲げかけた。」
難しい表現です。間違いの指摘ではなく、疑問の提示です。
「赤あげて」「白あげないで赤さげる」…は旗揚げゲームです。
ゲームの名称になると「揚げる」ですが、ゲームでは旗そのもの
を「上げ下げ」するのですから「上げる」になります。
一般的に[旗]を[掲揚]するものととらえると、「揚げる」になり
ます。
この文章は[白旗]。
白旗(しろはた、しらはた、はっき)は…近代以降に成立した国
際社会にほぼ共通する認識では、戦時国際法に基づき、戦争など
において交戦対象にあたらないことを相手に知らせるための表明
手段としての旗の一つであり、主として停戦交渉や降伏の際に用
いられるものである。(ウィキペディアから)
用例としては「白旗を掲げる」になるのでは、と考えます。
◎267ページ 4行目◎
誤「…事情聴取は、定型に添って進んだ。」
正「…事情聴取は、定型に沿って進んだ。」
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