痩蛙(やせがえる)
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投稿日時 2013/9/5 1:51
nande3
投稿数: 128
ISBN:4-04-873361-3
著者:鳴海 章(なるみ しょう)
発行:2002年5月5日 初版
<誤植というより校正ミス? 意図?>
◎76ページ 上段5行目◎
誤「…銀行の現金自動支払機を利用するつもりだった。…」
正「…銀行の現金自動預払機を利用するつもりだった。…」
小説の時代背景がはっきり分からないので間違いとは言えません
が、現金自動支払機(CD=Cash Dispenser)が1969年、現金自動
預入支払機(ATM=Automatic Teller Machine)が1979年に登場
しているそうなので、ATMかも知れません。
◎115ページ 下段2行目◎
誤「…具体的な成果を上げられなければ…インチキな報告書を…」
正「…具体的な成果を挙げられなければ…インチキな報告書を…」
「下がる・下げるの対語、アップする」のは[上]、「残す、はっ
きり分かるように示す」のは[挙]と区別して使い分ける必要が
あります。
54ページでは「上司から成果が挙がっているか、と責められる
ことも…」、63ページでは「成果を上げるためにアイディアを出
し合う」、120ページでは「成果が挙がらないという点では同じ
こと」と正しく用いています。
◎126ページ 下段1行目◎
誤「ファーストフード店」
正「ファストフード店」
[first] 英語で「第一、1番目」などの意(序数詞)と
[fastfood]注文後すぐに提供される、簡単な食事の総称の
[fast]英語で「速い」の意を混同した誤用といわれています。
一般的に「ファーストフード」と書かれることも多いのですが、
カタカナ表記として新聞社や放送関係などでは「ファストフー
ド」に統一しています。
◎143ページ 上段15行目◎
誤「途(みち)は二つにひとつ…」
正「途(みち)は二つに一つ…」
間違いではありませんが、「つ」の付く訓読みの漢数字は
「一つ・二つ・三つ…」と統一したほうがよろしいかと。
◎170ページ 上段3行目◎
誤「ハンバーガーを食べたあと、歌舞伎町をうろついた…」
正「ハンバーグを食べたあと、歌舞伎町をうろついた…」
169ページでファミリーレストランに入り、「ハンバーグラン
チ」をライス付きで注文しています。その後の出来事だとすると
「ハンバーガー」は間違いだと思います。
◎181ページ 上段13行目◎
誤「ねえ、会社を辞めたとき、すごく開放感あったでしょ。…」
正「ねえ、会社を辞めたとき、すごく解放感あったでしょ。…」
「広くて開放感のある部屋」ではなく、「仕事からの解放感」と
同じ[束縛感の対語]の[解放]かと。
◎203ページ 下段14行目◎
誤「半ば無意識のうちに舌先で奥歯を探っていた。右側、舌の奥歯
だった。…」
正「半ば無意識のうちに舌先で奥歯を探っていた。右側、下の奥歯
だった。…」
「下→舌」じぇじぇじぇのワープロ変換ミス+校正ミスのようで
す。
◎217ページ 上段13行目◎
誤「…一行空けて、行の終わり、一番下のところから私儀と書く」
「シギ?」
正「…一行空けて、行の終わり、一番下のところから私儀と書く」
「ワタクシギ?」
意図的な表現なのでしょうか?
[私儀]の読みは「わたくしぎ」で、「しぎ」と読むのは誤りと
されているのですが…。
「しぎ」は[私議]で、「自分一人の意見、かげで批評や悪口を言
うこと」。
◎238ページ 上段14~16行目◎
誤「…ボクシングの面白さをおしえてやりたいんだよ。…だから、
ジャブを徹底的に教えこんだ。…」
正「…ボクシングの面白さを教えてやりたいんだよ。…だから、
ジャブを徹底的に教えこんだ。…」
間違いではありませんが、一つの会話文に平仮名表記と漢字表記
が混在するのは、いただけませんね。校正ミス。
※ 2002年初版の古い小説を読んでの報告です。改訂版で修正され
ているといいのですが。
著者:鳴海 章(なるみ しょう)
発行:2002年5月5日 初版
<誤植というより校正ミス? 意図?>
◎76ページ 上段5行目◎
誤「…銀行の現金自動支払機を利用するつもりだった。…」
正「…銀行の現金自動預払機を利用するつもりだった。…」
小説の時代背景がはっきり分からないので間違いとは言えません
が、現金自動支払機(CD=Cash Dispenser)が1969年、現金自動
預入支払機(ATM=Automatic Teller Machine)が1979年に登場
しているそうなので、ATMかも知れません。
◎115ページ 下段2行目◎
誤「…具体的な成果を上げられなければ…インチキな報告書を…」
正「…具体的な成果を挙げられなければ…インチキな報告書を…」
「下がる・下げるの対語、アップする」のは[上]、「残す、はっ
きり分かるように示す」のは[挙]と区別して使い分ける必要が
あります。
54ページでは「上司から成果が挙がっているか、と責められる
ことも…」、63ページでは「成果を上げるためにアイディアを出
し合う」、120ページでは「成果が挙がらないという点では同じ
こと」と正しく用いています。
◎126ページ 下段1行目◎
誤「ファーストフード店」
正「ファストフード店」
[first] 英語で「第一、1番目」などの意(序数詞)と
[fastfood]注文後すぐに提供される、簡単な食事の総称の
[fast]英語で「速い」の意を混同した誤用といわれています。
一般的に「ファーストフード」と書かれることも多いのですが、
カタカナ表記として新聞社や放送関係などでは「ファストフー
ド」に統一しています。
◎143ページ 上段15行目◎
誤「途(みち)は二つにひとつ…」
正「途(みち)は二つに一つ…」
間違いではありませんが、「つ」の付く訓読みの漢数字は
「一つ・二つ・三つ…」と統一したほうがよろしいかと。
◎170ページ 上段3行目◎
誤「ハンバーガーを食べたあと、歌舞伎町をうろついた…」
正「ハンバーグを食べたあと、歌舞伎町をうろついた…」
169ページでファミリーレストランに入り、「ハンバーグラン
チ」をライス付きで注文しています。その後の出来事だとすると
「ハンバーガー」は間違いだと思います。
◎181ページ 上段13行目◎
誤「ねえ、会社を辞めたとき、すごく開放感あったでしょ。…」
正「ねえ、会社を辞めたとき、すごく解放感あったでしょ。…」
「広くて開放感のある部屋」ではなく、「仕事からの解放感」と
同じ[束縛感の対語]の[解放]かと。
◎203ページ 下段14行目◎
誤「半ば無意識のうちに舌先で奥歯を探っていた。右側、舌の奥歯
だった。…」
正「半ば無意識のうちに舌先で奥歯を探っていた。右側、下の奥歯
だった。…」
「下→舌」じぇじぇじぇのワープロ変換ミス+校正ミスのようで
す。
◎217ページ 上段13行目◎
誤「…一行空けて、行の終わり、一番下のところから私儀と書く」
「シギ?」
正「…一行空けて、行の終わり、一番下のところから私儀と書く」
「ワタクシギ?」
意図的な表現なのでしょうか?
[私儀]の読みは「わたくしぎ」で、「しぎ」と読むのは誤りと
されているのですが…。
「しぎ」は[私議]で、「自分一人の意見、かげで批評や悪口を言
うこと」。
◎238ページ 上段14~16行目◎
誤「…ボクシングの面白さをおしえてやりたいんだよ。…だから、
ジャブを徹底的に教えこんだ。…」
正「…ボクシングの面白さを教えてやりたいんだよ。…だから、
ジャブを徹底的に教えこんだ。…」
間違いではありませんが、一つの会話文に平仮名表記と漢字表記
が混在するのは、いただけませんね。校正ミス。
※ 2002年初版の古い小説を読んでの報告です。改訂版で修正され
ているといいのですが。
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- 痩蛙(やせがえる) (nande3, 2013/9/5 1:51)