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抱影(ほうえい)

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なし 抱影(ほうえい)

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2013/10/3 19:09
nande3  一人前   投稿数: 128
ISBN:978-4-06-216535-8
著者:北方 謙三(きたかた けんぞう)
発行:2010年12月24日 第3刷

<誤植というより校正ミス? 意図?>

◎8ページ 4行目ほか◎
誤「私はソファに腰を降ろし…」
 「…木の枝から道路を見降ろしている烏。」
 「階段を降り…」
正「私はソファに腰を下ろし…」
 「…木の枝から道路を見下ろしている烏。」
 「階段を下り…」

 漢字の使い方は作家の感性にかかわり、間違いと断定するのは
 はばかります。

 でも、「上の対語、上から下へ」という意味なら「腰を下ろす」
 「見下ろす」「階段を下り」が一般的でしょう。

◎66ページ 18行目◎
誤「加奈は、それが聞えないように…」
正「加奈は、それが聞こえないように…」

 単純に、送り仮名の間違いでしょうか。

◎329ページ 15行目◎
誤「…そして、信治には、なにも言わず、中井のところへ行ったの
  だろう。二日か三日して、ヒロミが中井のところへいるのを信
  治が知り、取り返しに行った。」
正「…そして、信治には、なにも言わず、中井のところへ行ったの
  だろう。二日か三日して、ヒロミが中井のところにいるのを信
  治が知り、取り返しに行った。」

 たぶん「中井のところへいる」→「中井のところにいる」、
 「中井のところ」が重なって出てくる文章なので[へ]と[に]、
 格助詞の間違いが発生したのでしょうね。校正ミスでしょうか。

※ 北方謙三さんの小説とは肌が合わず、ずっと敬遠していまし
  た。今回、三十数年ぶりに読んでみましたが、やはり合いま
  せん。独特の漢字の使い方に違和感を覚えます。ざっと読んで
  の報告です。

 
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