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親子の肖像 アナザーフェイス 0

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なし 親子の肖像 アナザーフェイス 0

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/11/2 19:47 | 最終変更
nande3  一人前   投稿数: 128
ISBN:978-4-16-790197-4
著者:堂場 瞬一(どうば しゅんいち)
発行:2014年10月10日 第一刷(文春文庫)

「アナザーフェイス」シリーズの特別外伝(短編集)。

<誤植というより校正ミス? 意図?>

◎22ページ 9行目ほか◎
誤「…五十歳を超えてから…」
正「…五十歳を越えてから…」

 新聞用字用語集の説明から。
 [超える]は、「一定の分量・限界を過ぎて先に行く、基準を上回る、追
 い抜く、超過」の意。[越える]は、「ある地点や物の上・時期を越えて
 先へ行く、年月を経る、越権」の意味。

 「五十歳」や「六十歳」は「一定の分量や基準」ではありませんので
 [越える]になると思います。

◎36ページ 4行目◎
誤「親戚づきあいも完全に切れているようだった。」
正「親戚付き合い(づき合い)も完全に切れているようだった。」

 間違いとは言えませんが、漢字表記の統一ということで。

 他のページに「つき合い」がたくさん出てきます。こちらに合わせて
 「親戚づき合い」とするか、一般的な漢字表記「親戚付き合い」「付き
 合い」に。

◎54ページ 14行目◎
誤「…街に溶けこまなければならない刑事の習性に慣れたと…」
正「…街に解けこまなければならない刑事の習性に慣れたと…」

 難しいのですが、新聞用字用語集の説明によるなら「物がまじり合う」
 のではないので「仲良くなる」の意の「解け合う」の[解]を使うのが
 よろしいかと。

◎65ページ 2行目◎
誤「…天つゆのようなつけ汁を暖めてくれたので…」
正「…天つゆのようなつけ汁を温めてくれたので…」

◎104ページ 17行目◎
誤「セブンイレブン前通過。」
正「セブン-イレブン前通過。」

 「ハイフン:-」の入る正式な店名に。

◎132ページ 4行目◎
誤「…はご存知ですね」
正「…はご存じですね」

 16ページでは「ご存じ」と正しく使っています。(この本は短編集です
 ので、それぞれの初出誌は違いますが…)

◎148ページ 8行目◎
誤「…八木の凶暴さに火を点けてしまったのだった。」
正「…八木の凶暴さに火を付けて(つけて)しまったのだった。」

◎149ページ 13行目◎
誤「…カートを押しながら歩いて行く祥子の跡を追いながら…」
正「…カートを押しながら歩いて行く祥子の後を追いながら…」

 148ページに「先輩の跡をつけ、店に戻ったところで――いきなり背後
 から刺した。」という文章があります。「痕跡を追う」という意味で
 は[跡]を使うところでしょう。「ついていく」という意味なら「後を追
 う」になると考えます(新聞用字用語集の説明から)。「後をつける」
 は「すぐ後ろをついて行く」の意。

◎173ページ 9行目◎
誤「今日、幼稚園で、似顔絵書いたんだ」
正「今日、幼稚園で、似顔絵描いたんだ」

◎240ページ 14行目◎
誤「毎日定時に引き上げられるので…」
正「毎日定時に引き揚げられるので…」



 

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