穢れた手
誤植報告
ISBN:978-4-488-02711-7 C0093 著者:堂場 瞬一(どうば しゅんいち) 発行:2013年1月25日 初版(書き下ろし長編) <誤植というより校正ミス? 意図的なミス?> ◎6ページ 16行目◎ 誤「…戦国時代に作られたこの城は…」 正「…戦国時代に造られたこの城は…」 大規模のものを「造成」という意味で、漢字で書くとしたら 「作る」ではなく「造る」。 石や土を積み重ねて城や堤防などを築く「築造」という言葉も ありますので。 ◎68ページ 13行目◎ 誤「…知能犯捜査の経験がない私には図りかねる部分があるが…」 正「…知能犯捜査の経験がない私には測りかねる部分があるが…」 [推量・推測」の意味で使っていますので、「真意を測る」と 同じ用法で「測りかねる」。もしくは「相手の気持ちを量る」 で「量りかねる」になるかと。 [意図・企画]の意味の「図る」ではないと考えます。 ◎132ページ 2行目◎ 誤「…人混みに揉まれているうちに…」 正「…人込みに揉まれているうちに…」 「混(ご)み」は表外音訓ということで「人込み」と表記する ことが多いようです。古い国語辞典(2010年以前の発行)では 「人込み」。 「人混(ご)み」という読み方は、「混雑」という言葉から 類推的な読み方として定着し、2010年の常用漢字改定で「混 (こ)む」の読み方が追加されました。この用法が増えてくる かもしれません。 「人混み」は間違いではありませんが、古い人間にとっては 「人込み」が馴染んでいます。 ◎147ページ 6行目◎ 誤「…奴は今まで、極端に大きな手柄を上げたことがない…」 正「…奴は今まで、極端に大きな手柄を挙げたことがない…」 [アップする(成績を上げる)]のではなく[残す(成果を挙げ る)]の意味では「手柄を挙げる」になるのでしょうが、 「手柄」は「立てる」もの? ◎169ページ 1行目◎ 誤「…何であんなに強引に捜査をしたんだ? 点数を上げる ためか?」 正「…何であんなに強引に捜査をしたんだ? 点数を挙げる ためか?」 難しいところ。実績を[アップ]するなら「点数を上げる」、 得点やポイントなら「点数を挙げる」、書き分けが紛らわしい ときは平仮名か。 ◎180ページ 2行目◎ 誤「…視線を上に上げると…」 正「…視線を上げると…」 [視線]は、下に上げることはないので、単純に「視線を上げる」 「視線を下げる」になるでしょうか。 ◎196ページ 18行目ほか◎ 誤「…部屋に入って来たのは、看護士と医師だった。…」 正「…部屋に入って来たのは、看護師と医師だった。…」 [看護婦(女性)][看護士(男性)]という名称は2002年3月の 法改正で[看護師(男女)]に統一されました。 ◎277ページ 2行目◎ 誤「…A4版の紙一枚。…」 正「…A4判の紙一枚。…」 印刷や発行ではなく、紙や書籍の規格ですので[判]になります。 ◎295ページ 12行目◎ 誤「今夜は引き上げなさい」 正「今夜は引き揚げなさい」 「引き下げる」の対語ではなく、元の場所に戻るという意味で 「引き揚げる」(軍隊を引き揚げる、と同意)か。
報告者:nande3