抱影(ほうえい)
誤植報告
ISBN:978-4-06-216535-8 著者:北方 謙三(きたかた けんぞう) 発行:2010年12月24日 第3刷 <誤植というより校正ミス? 意図?> ◎8ページ 4行目ほか◎ 誤「私はソファに腰を降ろし…」 「…木の枝から道路を見降ろしている烏。」 「階段を降り…」 正「私はソファに腰を下ろし…」 「…木の枝から道路を見下ろしている烏。」 「階段を下り…」 漢字の使い方は作家の感性にかかわり、間違いと断定するのは はばかります。 でも、「上の対語、上から下へ」という意味なら「腰を下ろす」 「見下ろす」「階段を下り」が一般的でしょう。 ◎66ページ 18行目◎ 誤「加奈は、それが聞えないように…」 正「加奈は、それが聞こえないように…」 単純に、送り仮名の間違いでしょうか。 ◎329ページ 15行目◎ 誤「…そして、信治には、なにも言わず、中井のところへ行ったの だろう。二日か三日して、ヒロミが中井のところへいるのを信 治が知り、取り返しに行った。」 正「…そして、信治には、なにも言わず、中井のところへ行ったの だろう。二日か三日して、ヒロミが中井のところにいるのを信 治が知り、取り返しに行った。」 たぶん「中井のところへいる」→「中井のところにいる」、 「中井のところ」が重なって出てくる文章なので[へ]と[に]、 格助詞の間違いが発生したのでしょうね。校正ミスでしょうか。 ※ 北方謙三さんの小説とは肌が合わず、ずっと敬遠していまし た。今回、三十数年ぶりに読んでみましたが、やはり合いま せん。独特の漢字の使い方に違和感を覚えます。ざっと読んで の報告です。
報告者:nande3