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突破口 組織犯罪対策部マネロン室
誤植報告
ISBN:978-4-344-02341-3 著者:笹本 稜平(ささもと りょうへい) 発行:2013年2月25日 第1刷 <誤植というより校正ミス? 意図的なミス?> ◎18ページ 15行目ほか◎ 誤「…電話番号をご存知でしたら教えていただけませんか」 正「…電話番号をご存じでしたら教えていただけませんか」 [ごぞんじ]をワープロソフトで変換すると[ご存知]が最初に 示されるからでしょうか、「ご存知の…」「ご存知ですか」 などの表現を多く目にします。 [存知](ぞんち=知っていること、承知していること)ではなく [存じ](ぞんじ=知っていること、承知)の尊敬語で、[ご]を 付けています。 「知っている」「覚える」「考える」「思う」の謙譲語で[存ず る]。 147ページでは「ご存知ありませんか?」「存じ上げません」と 使っています。校正の問題にもなってきます。 ◎45ページ 12行目◎ 誤「情報の根っ子を握っているのは自分だと言わんばかりに…」 正「情報の根っこを握っているのは自分だと言わんばかりに…」 微妙な表記です。 小学館の『大辞泉』などでは、 【根っ子】 1 草や木の根。また、木の切り株。 2 物事が成り立っている基礎になるもの。根本。おおもと。 などと解説しています。 [根]より話し言葉的な表現で[根っこ]との解説も見られます。 [根]の子どもではないので、[根っ子]ではなく[根っこ]とも言 われています。 ちなみに、新聞社の用字用語集では、[根っこ][首根っこ]に統一 しています。 北海道の方言に[こっこ]があります。漢字にすると【仔子】に なるようです。 人間を除く子ども、魚介類の卵巣のことですが、平仮名やカタカ ナ表記は見ますが、漢字はあまり見ません。 下北弁、仙台弁にも同じ意味で[こっこ]と発音する方言がありま す。津軽言葉には、[牛]を意味する[べごっこ(べご)]がありま す。いずれも平仮名表記のようです。 こうした方言と共通するものが[根っこ]の[こ]にもあるような気 がするのですが、いかがでしょうか。 ◎52ページ 15行目◎ 誤「…そこまで至り着くのはやはり困難な道のりで…」 正「…そこまで辿り着くのはやはり困難な道のりで…」 [至り着く]という言葉は辞書の項目にないような…。 ある目的地・場所に行き着く意の[至る]と[着く]で二重言葉に なるのではないかと考えるのですが…。 ネット検索すると、「差し掛かる」という言葉の説明で「ちょう どその場所に至り着く」というのがあったり、「…との考えに至 り着くものと思われます。」などの表現が見受けられました。 よく分かりません。「新しい言葉」なのでしょうか? ◎64ページ 5行目◎ 誤「なんとかここで態勢を立て直さないと…」 正「なんとかここで体勢を立て直さないと…」 [態勢]は「一時的・部分的な身構え・対応」で[受け入れ態勢]や [攻撃態勢]などが用例。 [体勢]は「体の構え・姿勢」で「飛行機が着陸体勢に入る」 「(相撲などで)得意な体勢に持ち込む」「体勢を立て直す」な どと使うようです。 ◎77ページ 2行目など◎ 誤「言われてみればたしかにそうです。…」 正「言われてみれば確かにそうです。…」 細かいですが、校正の問題です。 62ページでは「…していたのは確かなようです。」という文章 があります。形容動詞でも副詞でも漢字[確]で統一すべきかと。 ◎80ページ 4行目◎ 誤「…一同を見渡すと、さっそく亀田が手を上げた。」 正「…一同を見渡すと、さっそく亀田が手を挙げた。」 [挙手]ですので、「手を挙げた」ですね。 ◎309ページ 16行目◎ 誤「…マスコミが騒ぐような大きな成果が上がっていない。」 正「…マスコミが騒ぐような大きな成果が挙がっていない。」 「アップする」の意味なら「成果が上がる」、「残す」という 意味なら「成果が挙がる」。 327ページは「摘発実績を上げるために…」と正しく「上げる」 を使っています。 ◎376ページ 11行目◎ 誤「さっそく観測気球を上げてみる。」 正「さっそく観測気球を揚げてみる。」 「高く掲げる、浮揚」などの意味ですので「アドバルーンを揚げ る」「いかりを揚げる」と同じように「気球を揚げる」。
報告者:nande3