回廊封鎖
誤植報告
ISBN:978-4-08-771467-8 著者:佐々木 譲(ささき じょう) 発行:2012年8月10日 第1刷 <誤植というより校正ミス? 意図的なミス?> ◎7ページ 12行目◎ 誤「…三十歳をいくつか超えた年齢のはずだ。」 正「…三十歳をいくつか越えた年齢のはずだ。」 『新聞用字用語集』の説明から> [越]は「ある地点や物の上・時期を越えて先へ行く、年月を経 る、越権」の意味で、例として「一線を越える」「国境を越えて 亡命」「素人の域を越える」「山を越える」「六十の坂を越す」 など。 [超]は「一定の分量・限界を過ぎて先に行く、基準を上回る、追 い抜く、超過」の意味で、例として「気温が三十度を超える」 「50%を超える」「国境を超えた愛」「範囲・枠を超える」「平均 寿命が七十五歳を超える」「目標を超える」など。 125ページに「それは法律の範囲を超えてもなされるべき…」、 129ページに「とうに一線を越えてしまった男だとしたら…」、 157ページに「年は六十をいくつか超えたあたりだ。」、 168ページに「国境を越えて活動でき、かつ資金も豊富に集め られる…」という記述があります。 年齢表現のときのみ間違った使い方ではないかと思います。 ◎51ページ 4行目ほか◎ 誤「たしかだ。」 正「確かだ。」 間違いではありませんが…。 58ページには「きょう、たしかミニーは新作映画のことで…」、 154ページには「驚きを隠して確かめた。」、169ページには「た しかにそのような面があったことは事実だが…」という表現があ ります。 ほかのページにも出てきますが、動詞[確かめる]は漢字を使い、 形容動詞・副詞として使うときは[たしか][たしかに]と平仮名に しています。 漢字表記に統一したほうが読みやすいと感じます。 この小説には「ひと(人)」「ひとつ(一つ)」「ふたり(二 人)」など平仮名表記が目立ち、違和感のような読みにくさが ありました。 漢字の使い方には作家の意図があると思われます。が、平仮名が 多ければいい、少ないほうがいいとは一概に言えず、読みやすい バランスがあると思います。漢字と平仮名の割合ですね。文脈に よる活用が重要でしょう。 1、2までは平仮名で3以上は漢字という根拠の希薄な書き分けも あるようですが、いかがなものか。 「ひとつ」「一つ」「ふたつ」「二つ」「みっつ」「三(みっ) つ」「よっつ」「四(よっ)つ」「いつつ」「五つ」「むっつ」 「六(むっ)つ」…(新聞社では「ひとつ」「ふたつ」…と読む 場合は漢数字を用いています) 「ひとびと」「ひとりひとり」「ひとっこひとりいない」「さん にん」「さんにんよれば…」 「人々」「一人ひとり」「一人一人」「人っ子一人いない」 「三人官女」「三人寄れば文殊の知恵」
報告者:nande3