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消失者 アナザーフェイス4
誤植報告
ISBN:978-4-16-778705-9 著者:堂場 瞬一(どうば しゅんいち) 発行:2012年11月10日 第1刷(文春文庫) 大人気「アナザーフェイス」シリーズ第4弾、文庫書き下ろし <誤植というより校正ミス? 意図的なミス?> ◎64ページ 1行目ほか◎ 誤「気を遣って狭い道路を走りながら…」 正「気を使って狭い道路を走りながら…」 間違いではありませんが、新聞用字用語集では、原則として 「○○をつかう」などは「使」、「○○づかい」は「遣」。紛ら わしいときは平仮名書き(色使い、色遣いは別の意味に)、と説 明しています。 ◎93ページ 3行目◎ 誤「…出入りの少ない通帳だった。毎月入ってくるのは年金だけ。 他に定収入はないようで…」 正「…出入りの少ない通帳だった。偶数月に入ってくるのは年金だ け。他に定収入はないようで…」 年金に関しては複雑でよく分かりませんが、「年金は偶数月の15 日(当日が土日祝日の場合はその直前の金融機関営業日)にその 前月分と前々月分が支給される」ようです。 したがって、通帳には毎月記録されないのではないでしょうか? ◎150ページ 11行目◎ 誤「…週の始めに気合を入れようということだろう。」 正「…週の初めに気合を入れようということだろう。」 「けいこ始め」「年始めの行事」など物事に関連する名詞に使う のではなく、時間に関連する名詞に使うのですから、「月初め」 「年の初め」と同じように「週の初め」になるでしょう。 ※ 各書で指摘していますが、この小説も国道の路線番号に[線] を付けて「国道○○号線」のように表記しています。 一般にはこう呼ばれることも多いのですが、道路法では一般 国道は番号を路線名として使用しており、正式には[線]を付 して呼称されることはありません。県道なども同じです。 ※ 403ページに「整髪料の臭いで鼻が曲がってしまうかもしれ ない」という文章が出てきます。「整髪料」は的確な表現な のですが、堂場瞬一の翌2013年発行文庫本(ほかの出版社) では誤用とも思える「整髪剤」としています。 作者の問題というより校正者の問題なのでしょうか? 余談でした。
報告者:nande3