ST 警視庁科学特捜班
誤植報告
ISBN:4-06-273206-8 著者:今野 敏(こんの びん) 発行:2007年3月26日 第18刷発行(講談社文庫) 今野敏による日本の警察小説シリーズ。2013年、日本テレビにて 単発スペシャルドラマ化された。 2010年12月現在、講談社ノベルス版が11冊、講談社文庫版が 10冊刊行されている。 本書はシリーズのスタート編で、1998年に講談社ノベルとして 刊行され、2001年に文庫化。 <誤植というより校正ミス? 意図?> ◎25ページ 12行目◎ 誤「しかも分譲マンションだ。一人暮らしだったんでしょう?」 正「しかも分譲マンションだ。独り暮らしだったんでしょう?」 「一人っ子」「一人娘」「一人勝ち」など人数に重点を置いた表 記ではなく、また、一般用語の「一人暮らし」でもなく、「孤 独」の意味で「独り暮らし」に。 一般用語としては「気楽な一人暮らし」などと使うようです。 24ページ、同じ25ページに「独り暮らし」が出てきます。 ◎36ページ 10行目ほか◎ 誤「僕はもう引き上げるよ。」 正「僕はもう引き揚げるよ。」 「引っ張り上げる」意味の[引き上げる]ではなく、「元の場所に 戻す・戻る」意味ですので[引き揚げる]に。 124ページでは「引き揚げるぞ」と正しく使っています。校正の 問題ですね。 ◎41ページ 10行目ほか◎ 誤「さっき、現場でいっしょだったでしょう……」 正「さっき、現場で一緒だったでしょう……」 これも校正の問題です。 147ページに「…一緒に食事をしたいと…」という文章がありま す。漢字表記で統一を。 ◎85ページ 1行目ほか◎ 誤「たしかに被害者はふたりとも中国人だ。…」 正「確かに被害者は二人とも中国人だ。…」 239ページに「なら、確かです。…」との文章があります。 形容動詞なら漢字表記で、副詞は平仮名表記というのは理由なき 区別に思えます。 新聞用字用語集では、すべて漢字表記で統一です。 また、同じ85ページのそれも次の2行目に「その二人が…」と あります。漢字表記に統一を。 256ページでも「ふたり」「二人」が混在しています。 ◎85ページ 17行目◎ 誤「そうだ。捜査ってのはチームプレイだ。…」 正「そうだ。捜査ってのはチームプレーだ。…」 カタカナの表記は作者の個性かもしれませんが、一般的には 「プレー」で、「プレイ」は「プレイガイド」くらいかと。 ◎142ページ 12行目◎ 誤「まるで(ルビ=た)奉(ルビ=てまつ)るようにね。」 正「まるで奉(ルビ=たてまつ)るようにね。」 ルビの振り方です。細かいことですが、[た]スペース[てまつ]で はなく、一続きに[たてまつ]と付けるべきでしょう。 [た]を離して[で]の字面に合わせるのは不自然。 ◎222ページ 15行目◎ 誤「頭の脇に白いものが混じっている。」 正「頭の脇に白いものが交じっている。」 「とけ合わないまじり方」ですので[交]。「雪交じりの雨」「鼻 歌交じり」と同じです。 ◎222ページ 17行目◎ 誤「…それは限度を越えているように思うのですが」 正「…それは限度を超えているように思うのですが」 「一定の分量・限界を過ぎて先に行く、基準を上回る、超過」の 意味ですので、[超]に。 ◎226ページ 17行目◎ 誤「…捜査で手柄を上げることなのかもしれない。」 正「…捜査で手柄を挙げる(立てる)ことなのかもしれない。」 「はっきりと分かるように示す」意味なので、[上]ではなく[挙] になると思いますが、[手柄]は[立てる]もの? ◎229ページ 1行目◎ 誤「…階段を昇った。…」 正「…階段を上った。…」 エスカレーターで[昇る]のではなく、階段ですので。 ◎303ページ 5行目◎ 誤「回りの者が気をつかうのを…」 正「周りの者が気をつかうのを…」
報告者:nande3