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ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人
誤植報告
ISBN:4-06-273539-3 著者:今野 敏(こんの びん) 発行:2012年7月2日 第26刷(講談社文庫) 今野敏による日本の警察小説シリーズ。2013年、日本テレビにて 単発スペシャルドラマ化された。 2010年12月現在、講談社ノベルス版が11冊、講談社文庫版が 10冊刊行されている。 本書はシリーズ第二弾で、1999年に講談社ノベルとして 刊行され、2002年に文庫化されている。 <誤植というより校正ミス? 意図?> ※本書では、校正の“揺らぎ”が目に付きました。 ◎53ページ 8行目◎ 誤「あたりまえだ」 正「当たり前だ」 間違いではありませんが、54ページの8行目に「…実績が表れな いのは当たり前じゃないですか」という一文があります。 漢字表記の統一という校正の問題です。 ◎56ページ 16行目◎ 誤「何か手柄を上げろということだ。」 正「何か手柄を挙げろ(立てろ)ということだ。」 前作でも指摘した通り、「はっきりと分かるように示す」意味な ので、[上]ではなく[挙]になると思いますが、[手柄]は[立てる] もの? 加えて、本書では、132ページ16行目ほかに「手柄を立てなけれ ば、解散させられる。…」という文章があります。 ◎57ページ 13行目◎ 誤「STは、警視庁の組織上は係と同等だ。係長は、百合根で主任が 赤城ということになっているが…」 正「STは、警視庁の組織上は係と同等だ。係長は百合根で、主任が 赤城ということになっているが…」 「係長は、」の読点「、」の打ち方が? ◎113ページ 8行目◎ 誤「電話がかかってくるとか、後を付けられたというような…」 正「電話がかかってくるとか、跡をつけられたというような…」 [後ろ]に付いていく、[後(あと)]を追うのではなく、[痕跡] という意味で[跡をつける](痕跡を追う)がよろしいかと。 (新聞用字用語集から) [付く](くっつく)という直接的な意味ではなく、[元気づける] のように、慣用で平仮名書き[つく]になるのが自然でしょうか。 203ページの14行目に「跡をつけられたりとかはなかったのです か?」、205ページ14行目に「恋こがれて相手のあとをついて歩 く人だっている。」という文章があります。 ◎126ページ 7行目◎ 誤「五十歳を越えてもなお精力的な…」 正「五十歳を超えてもなお精力的な…」 ◎126ページ 15行目◎ 誤「捜査本部は、百五十人体制だ。」 正「捜査本部は、百五十人態勢だ。」 ◎126ページ 10行目と14行目◎ 誤「実際に現場の指揮をとるのは…」 「実際に渋谷署の捜査本部に詰めて指揮を取るのは…」 正「実際に現場の指揮を執るのは…」 「実際に渋谷署の捜査本部に詰めて指揮を執るのは…」 「執り行う」という意味ですので、[執る]なのですが… 同じページに間違いが二箇所とは(平仮名「とる」は間違いでは ありませんが)、校正者の問題です。 ◎129ページ 13行目◎ 誤「…月曜の午前に間(ルビ=ま)に合っていたというのは…」 正「…月曜の午前に間に合っていたというのは…」 ルビは不要だと思います。次の130ページに「…捜査会議には間 に合わなかった。」とルビなしの文章があります。 こうした些細なことも、校正の質に係わってくるでしょう。 ◎212ページ 16行目◎ 誤「では、引き上げることにしましょう。」 正「では、引き揚げることにしましょう。」
報告者:nande3