トップ > 書籍 > 実業之日本社 > マリアの骨 浅草機動捜査隊
マリアの骨 浅草機動捜査隊
誤植報告
ISBN:978-4-408-55087-9 著者:鳴海 章 (なるみ しょう) 発行:2012年8月15日 初版第1刷(実業之日本社文庫) ジョイ・ノベルス(2011年2月刊)の文庫化。 <誤植というより校正ミス? 意図?> ◎6ページ 1行目◎ 誤「白っぽい葬祭所の姿がくっきりした。」 正「白っぽい葬祭場の姿がくっきりした。」 ネットで調べましたが、[葬祭所](そうさいじょ)はヒットしま せんね。 目にするのは、[葬祭場](そうさいじょう)。 内容で同じなのが、[斎場][葬儀場][火葬場][東京・青山葬儀所] など。 41ページに、「今朝はどこへ」「火葬場だ」という文章がありま す。 ◎15ページ 12行目◎ 誤「…黒煙が浮かんでいた。曇り空に溶けこんでいく煙は、かつて なら仏のもとへと登っていく、文字通り昇天と見られた。」 正「…黒煙が浮かんでいた。曇り空に溶けこんでいく煙は、かつて なら仏のもとへと昇っていく、文字通り昇天と見られた。」 「新聞用字用語集」によると、[登る]は、「よじのる」の意。 「高くあがる、降の対語」は[昇る]。例として「天に昇る」を挙 げています。 [昇天]という言葉を使っていますので、[昇る]とするのが自然で はないかと思います。 ◎50ページ 8行目◎ 誤「今日は老人会のボーリング大会があったのよ」 正「今日は老人会のボウリング大会があったのよ」 「ボーリング大会」だと、「穴掘り大会」になります。 球技は[ボウリング]、[ボーリング]は掘削。 ◎69ページ 9行目◎ 誤「そのとき離婚し、現在はひとり暮らしをしている。」 正「そのとき離婚し、現在は独り暮らしをしている。」 間違いではないのですが…。 「気楽な一人暮らし」「一人暮らしの気安さ」など一般用語の[一 人暮らし]ではなく、[孤独]を意味する[独り暮らし]に。 [一人][独り]は内容によって使い分け、文脈に応じて[ひとり旅] など平仮名書きを活用、と「新聞用字用語集」では説明していま す。 17ページに「…独りで待っているのに慣れてるから」、67ページ に「これもまた独り者(ルビ=もん)の婆ぁのひがみ…」という 文章があり、漢字で[独り]と使っていますので、ここは漢字で [独り暮らし]がよろしいかと。 ◎73ページ 14行目◎ 誤「切り替えして捜査車輛をUターンさせると…」 正「切り返して捜査車輛をUターンさせると…」 運転免許の[切り替え]ではなく、1回では曲がり切れないときなど に、少しバックしてから曲がり直す、車の運転操作テクニックの ことですので[切り返し]に。 ◎81ページ 7行目◎ 誤「エレベーターを諦め、階段を登っているのは…」 正「エレベーターを諦め、階段を上っているのは…」 ◎86ページ 7行目◎ 誤「…事件特別捜査本部における第一回目の会議を始めます」 正「…事件特別捜査本部における第一回会議を始めます」 順序を表すために数字に付ける接頭語の[第]と順序を表す接尾語 の[目]は、同時に用いるものではないと思います。 [第一回会議]か[一回目の会議]に。 「新聞用字用語集」では、 「第○回目」「第○日目」という使い方はしない。「第○回」 「第○日」または「○回目」「○日目」と書く。 と規定し説明しています。
報告者:nande3