KAPPA(カッパ)
誤植報告
ISBN:978-4-19-892927-5 著者:柴田 哲孝(しばた てつたか) 発行:2009年2月15日 初刷(徳間文庫) 著者初の小説作品。ベストセラーになった『TENGU』(第9回大藪春彦 賞受賞作、2006年刊)に先立つ1991年の刊行で、未確認動物・UMAを 題材にしています。 <誤植というより校正ミス? 意図?> ◎17ページ 9行目◎ 誤「ひと通り支柱を攻めてみたが、アタリはまったくなかった。」 正「ひと通り支柱を攻めてみたが、あたりはまったくなかった。」 間違いではありません。細かいことですが、校正上の問題です。 52ページに「あたりがあれば、そこで強く合わせる。」、54ペー ジに「バスのあたりがあったようだ。」の文章があります。校正 機能を発揮してカタカナ、平仮名表記の統一を図るべきかと。 ◎40ページ 5行目◎ 誤「…パトカーが止められ、その回りを…走り回っている。」 正「…パトカーが止められ、その周りを…走り回っている。」 141ページでは「その周りを、二艘の黄色いゴムボートが…」と 正しく使っています。214ページでは「しばらく沼の回りで暇を つぶし…」と間違って使っています。校正の問題。 ◎42ページ 13行目◎ 誤「今朝第二回目の捜査会議が招集された。」 正「今朝二回目の捜査会議が招集された。」 順序を表すために数字に付ける接頭語の[第]と順序を表す接尾語 の[目]は、同時に用いるものではないと思います。 「第二回捜査会議」か「二回目の捜査会議」に。 「新聞用字用語集」では、 「第○回目」「第○日目」という使い方はしない。「第○回」 「第○日」または「○回目」「○日目」と書く。 と規定し説明しています。 ◎43ページ 11行目◎ 誤「…凶器を特定する上で有力な手がかりになるものと…」 正「…凶器を特定する上で有力な手掛かりになるものと…」 これも細かいことですが…46ページで「…有力な手掛かりは得て いない…」と漢字書きですので統一を。 ◎141ページ 1行目◎ 誤「…ゴムボートを使って死体の引き上げ作業が行われている。」 正「…ゴムボートを使って死体の引き揚げ作業が行われている。」 同じ141ページに「ゴムボートに、死体が引き上げられるのが見え た。」という文章があります。こちらは、ピックアップという意味で [引き上げる]になりますが、「元の所に戻す・戻る」という意味 では「水死体を引き揚げる」「沈没船を引き揚げる」と同じよう に[引き揚げる]になると思います。 ※ このほか「釣り上げる」「釣りあげる」、「身につけた」「身 に着けた」、「大丈夫」「だいじょうぶ」など漢字書き、平仮 名書きが統一されていませんでした。 重版や改訂版で修正されていると思いますが、どうでしょう?
報告者:nande3