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GEQ - Great Earth Quake - (大地震)
誤植報告
ISBN:978-4-04-874023-4 著者:柴田 哲孝(しばた てつたか) 発行:2010年2月25日 初版 「阪神・淡路大震災の裏にはある陰謀が隠されていた」という内容の フィクションともノンフィクションとも思わせる小説です。 <誤植というより校正ミス? 意図?> ◎16ページ 2行目ほか◎ 誤「国道四三号線沿いのマンションの六階に住む…」 正「国道四三号沿いのマンションの六階に住む…」 ノンフィクションの色が濃いこの作品ゆえに、一般的な言い方の 「国道○○○号線」「○○○号線」ではなく、正確な表記をした ほうがいいと思います。 一般国道、県道などもそうですが、各道路には路線番号が振ら れており、「一般国道○○○号」または「国道○○○号」と呼ば れます。「○○○号線」は一般的な言い方で、正式には「線」を 付して呼ばれることはありません。 その道路にある交差点を示すとき、「国道○○号線交差点」では ゴロも悪いですね。「○○号交差点」がすっきりします。 正確には、「国道○○号○○町○○地先交差点」でしょうか。 ◎21ページ 1行目ほか◎ 誤「…頭を抱えながら揺れが治まるのを待った。」 正「…頭を抱えながら揺れが収まるのを待った。」 漢字の微妙な使い方です。どちらを使うか明確なものはありませ んが、感覚的には、地震の揺れが[収束]する状態なので[収]に一 票です。 消防庁「地震防災マニュアル」の資料に「揺れが収まったら」と の表記があります。 ◎24ページ 10行目◎ 誤「…神戸大橋も各所に亀裂が入ったために交通不能となり…」 正「…神戸大橋も各所に亀裂が入ったために通行不能となり…」 これも微妙な表現です。 事故などで通れなくなるのは、[通行不能]の範疇に入ると思いま す。[通行止め]と同義で。 国道にもありますが、路面状況が悪かったり、狭隘で車の通行に 危険が伴う場合の[通行不能区間]と同じ使い方でいいと思うので すが。 冬季に積雪や雪崩の危険から、一部が[交通不能区間]となる国道 などがあります。これは季節的な措置で、冬以外は通行可能。 また、国道のうち整備が遅れているため自動車が満足に通れない 「自動車交通不能区間」と呼ばれる区間が全国(国道339号など) で約176kmもあるそうです。 ※道路法=自動車交通不能区間(幅員、曲線半径、勾配その他の 道路の状況により最大積載量四トンの貨物自動車が通行するこ とができない区間をいう。) ◎83ページ 16行目◎ 誤「クライスラーなどいわゆるビッグスリーの車載船が…」 正「クライスラーなどいわゆるビッグスリーの自動車運搬船が…」 意味からいくと、[車載]は「荷物などを車に積むこと」。 自動車を運搬することに特化した構造を有した船なら「自動車運 搬船」でしょうか。 また、貨物船の一種で自動車の海上輸送に用いられる「自動車専 用船」とは分類上異なりますが、貨客船であるなら「カーフェリー」 「自動車渡船」「自動車航送船」などと呼ぶものもあるということ です。 ※船体の側面にランプウェイ(Ramp Way)という車の渡るスロー プを装備しているのが自動車専用船。 ◎138ページ 2行目◎ 誤「…どうやらこの議員秘書上がりのこの男が日本の新しい首相に なったらしい。」 正「…どうやらこの議員秘書上がりの男が日本の新しい首相になっ たらしい。」 連体詞[この]の重複です。どちらか一つに。 ◎185ページ 15行目◎ 誤「…データを拾集するという意味においても。」 正「…データを収集するという意味においても。」 間違いとは言えませんが、[拾集]は「拾い集める、といった意味 で用いられることのある言い方」。一般的には「収集」あるいは 「収拾」の表記が用いられると思うのですが。 ◎271ページ 11行目◎ 誤「よう御存知ですな。」 正「よう御存じ(ご存じ)ですな。」 ※ 初版本を読んで、気になった部分です。重版や文庫化で修正さ れているかもしれません。
報告者:nande3