20 ニジュウ
誤植報告
ISBN:978-4-408-55143-2 著者:堂場 瞬一(どうば しゅんいち) 発行:2013年10月15日 初版第一刷(実業之日本社文庫) 堂場瞬一スポーツ小説コレクション・書き下ろし作品。 ◎9ページ 7行目ほか◎ 誤「…ダグアウトがずっと遠くに思える。」 正「…ダッグアウトがずっと遠くに思える。」 カタカナ表記は難しいですね。新聞用字用語集では運動用語仮名 表記を提示し、野球用語の欄に「ダッグアウト」を挙げています。 ◎48ページ 6行目◎ 誤「九回をわずか1ヒットピッチング。」 正「九回をわずかワンヒットピッチング。」 間違いではないのですが…。 ◎69ページ 10行目◎ 誤「晴山は、プラスチック製のジャーを持って行って、コップに…」 正「晴山は、プラスチック製のピッチャー(水差し)を持って行っ て、コップに…」 微妙ですが、[ジャー]ではないと思います。 一般的な解釈では、「料理などを長時間保温するための広口の断 熱容器」が[ジャー]。 中華料理屋さんでの話です。 取っ手のついた容器で、水やミルク などの液体を他の容器に注ぐためのもの=ピッチャー・水差しで いいのでは。 ◎83ページ 2行目◎ 誤「マウンド付近で睨み合っていた選手たちがようやく引き上げ…」 正「マウンド付近で睨み合っていた選手たちがようやく引き揚げ…」 198ページの「…選手が全員引き上げるまで、ダグアウトで待機」も 「元の所に戻る」という意味ですので[引き揚げる」に。 ◎108ページ 15行目◎ 誤「両手を上に挙げて、タイムを告げる。」 正「両手を挙げて、タイムを告げる。」 重複表現に当たると思います。 ◎125ページ 7行目◎ 誤「…ファンが、怒りの雄たけびを挙げたのだ。」 正「…ファンが、怒りの雄たけびを上げたのだ。」 「産声を上げる」「歓声を上げる」と同じ使い方でしょう。 ◎134ページ 5行目◎ 誤「…という報告を上げてきた。」 正「…という報告を挙げてきた。」 これも微妙です。 「下げるの対語」で「上に移す」という意味の[上げる]ではなく、 「例を挙げる」と同じ使い方で、「示す」という意味の[挙げる]にな るか、紛らわしい場合には平仮名書きで「あげる」とするか、でしょ う。 ◎238ページ 14行目◎ 誤「…諸手を上げて買収案を受け入れたことである。」 正「…諸手を挙げて買収案を受け入れたことである。」 ◎279ページ 4行目◎ 誤「…分からないことは何でも追求したいという…」 正「…分からないことは何でも追究したいという…」 「追い求める」のではなく、明らかにしようとする「追い究める」 意味で用いる言葉と考えますので[追究]に。「幸福の追求」ではなく 「学問を追究」「原因を追究」と同じ。 ◎298ページ 7行目◎ 誤「…それなりに金も溜まっている。」 正「…それなりに金も貯まっている。」 ◎330ページ 11行目◎ 誤「…ファウルはファウルだ。何の影響もない――いや、こっちは一つ アウトカウントを稼いだ。」 正「…ファウルはファウルだ。何の影響もない――いや、こっちは一つ カウントを稼いだ。」 ファウルを打って捕球されアウトになったのではなく、「ワンストラ イク」加わった、ということだと思います。
報告者:nande3