サイコパス
誤植報告
ISBN:978-4-19-863111-6 著者:柴田 哲孝(しばた てつたか) 発行:2011年2月28日 初刷 プロファイラー「元FBI捜査官エミコ・クルーニル」シリーズの 第二弾。 <誤植というより校正ミス? 意図?> ◎6ページ 15行目◎ 誤「…堅い岩を溶かすような感覚だった。」 正「…硬い岩を溶かすような感覚だった。」 「もろい」の対語で「堅い材木」となりますが、石や岩石は「や わらかい」の対語の「硬い岩」となるようです。 8ページに「…手に堅いものを握り…」という文章があります。 これも、内容から考えると「硬いもの」になるでしょう。 ◎10ページ 1行目◎ 誤「…抱き合い、人目を憚らずに体を探っていた。」 正「…抱き合い、人目を憚らずに体を弄っていた。」 間違いとは言えませんが、違和感があります。 ◎11ページ 1ページ◎ 誤「…『文化センター』などの外郭団体などのオフィスが…」 正「…『文化センター』といった外郭団体などのオフィスが…」 「など」の重複です。 ◎13ページ 18行目◎ 誤「あと三〇分も通報が遅ければ、早出の担当と換われていた…」 正「あと三〇分も通報が遅ければ、早出の担当と代われていた…」 ◎18ページ 19行目ほか◎ 誤「ビニールの塵袋が落ちていた。…」 正「ポリ袋(ゴミ袋)が落ちていた。」 作者の思い入れかどうかは分かりませんが、「ビニール」がお好 きなようで。シリーズの前作でも「ビニールのソファ」という表 現がありました。 日本で俗に「ビニール袋」と呼ばれているもののほとんどはポリ エチレン製のポリ袋であり、通常スーパー等で使用される包装用 の袋に塩ビ製のものはなく、塩化ビニル樹脂製のビニール袋を身 の回りで見かけることはほとんどないそうです。 市販されている“ゴミ袋”には、「半透明ポリ袋」などと大きく 書かれています。 ◎21ページ 12行目◎ 誤「右手の平に、生活反応のある刃物による傷がある。」 正「右の手の平(掌)に、生活反応のある刃物による傷がある。」 読みづらい文章です。「右手」の「平」と読んでしまいました。 「右の掌(手の平)」か「右掌」か。 ◎32ページ 7行目◎ 誤「…部屋を出て階段を降りた。」 正「…部屋を出て階段を下りた。」 ◎126ページ 5行目◎ 誤「…何物にも換え難い。」 正「…何物にも替え難い。」 新聞用字用語集では、「前の物事をやめて別の物事をする、新し いものにする」という意で「何物にも替え難い」としています。 ◎205ページ 1行目ほか◎ 誤「今夜、午前0時に。…」 正「今夜、午前〇時(零時)に。…」 この小説は縦書きで、「一八〇センチ」などと位を表す数詞なし の漢数字で書かれています。これに則ると「午前〇時」になりま す。 205ページに突如、二箇所出てくる「午前0時」は算用数字。統一 して漢数字の「午前〇時」とするか、一般的な表記で、シリーズ 前作で使っていた「午前零時」にすべきでしょう。
報告者:nande3