TSUNAMI 津波
誤植報告
ISBN:4-08-775354-9 著者:高嶋哲夫(たかしま てつお) 発行:2005年12月20日 第1刷 『M8(エムエイト)』の続編、震災パニック小説。 図書館で借りた、少し古い小説です。文庫版も出ています。 <誤植というより校正ミス? 意図?> ◎17ページ 1行目◎ 誤「津波はご存知のように普通の高波と違って…」 正「津波はご存じのように普通の高波と違って…」 ◎27ページ 10行目◎ 誤「…ロサンゼルス、ノースリッジ地震の折りには…」 正「…ロサンゼルス、ノースリッジ地震の折には…」 辞典によっては「おり〔をり〕【折(り)】」と書いてあります ので、間違いとは言い切れませんが…。 「時期、機会、場合」は[折]に。「折よく」「折々は」「折か ら」「折に触れ」などと使う。 「動作性の用法、接尾語」の場合は[折り]。「折り合い」「折り 返し」「折り紙」「三つ折り」「指折り」などと使う、と。 新聞用字用語集の説明です。 ワープロソフトの文字変換説明もこのようになっています。 ◎122ページ 14行目◎ 誤「…程度の地震だと津波は防潮堤を超えることはない。」 正「…程度の地震だと津波は防潮堤を越えることはない。」 314ページに「自分の想像の域を超えている」という文章がありま す。新聞用字用語集の説明に沿うなら、「自分の想像の域を越え ている」になるでしょう。 使い方の例として、「想像を超える」「素人の域を越える」が挙 がっています。 ◎127ページ 2行目◎ 誤「総理が指揮を取れないというのは…」 正「総理が指揮を執れないというのは…」 1行目では「総理が指揮を執れない場合は…」と正しく使っていま す。次の行で間違うとは。 436ページでは「…すべての組織の指揮をとることを目的とする」 と、平仮名で[とる]と表記しています。校正はどうなっているの でしょうか? ※このほか、細かいことですが、「揺れはすぐに収まった」「余震 がおさまるのを待つしかありません」、「みなさん、よく聞いて ください」「国民の皆さん」など、漢字表記と平仮名表記が混在 しているのも目立ちました。文庫本化で修正・訂正されていると いいのですが…。
報告者:nande3