ラブレス
誤植報告
ISBN:978-4-10-125481-4 著者:桜木 紫乃(さくらぎ しの) 発行:2013年12月1日 第1刷(新潮文庫) <誤植というより校正ミス? 意図?> ◎7ページ 5行目◎ 誤「長いつきあいのなかで、面倒なことは聞かないし…」 正「長いつき合いのなかで、面倒なことは聞かないし…」 細かいことになります。間違いではありませんが、表記の統一 がなされていません。 9ページでは「…課長補佐だったころからのつき合いだ。」、369 ページでは「つきあいなさいよ」などとバラツキがあります。 平仮名では読みにくいので「つき合い」または一般的表記の「付き 合い」に統一すべきでしょう。 同じように、7ページの「…告げもしないでいたことは確かだっ た。」、373ページの「…説明不足だと思っていることはたしか」 も漢字に統一を。 ◎9ページ 6行目◎ 誤「…市長が替わって彼が…」 正「…市長が代わって彼が…」 どの漢字を使うか難しいのですが… 新聞用字用語集では、[替]は「前の物事をやめて別の物事をする、 新しいものにする」の意。「入れ替え」「クラス替え」「代替わ り(経営者、年代など)」「手を替え品を替え」などを例に挙げ ています。 一方の[代]は、「代理、代表、交代」の意で、「代わり番こ」「投 手を代える」「社長が代わる」「背に腹は代えられぬ」などを例に 挙げています。 ◎41ページ 9行目◎ 誤「…娘っこの稼ぎなんかうちじゃあ塀の突っ張りにもならんて…」 正「…娘っこの稼ぎなんかうちじゃあ屁の突っ張りにもならんて…」 ん~、唸ってしまいます。 国語辞典に載っているのは「屁の突っ張り」。 【屁の突っ張りにもならない】=何の役にも立たないことのたと え。「今さら言っても―ない」 「屁が出ないように蓋をしてつっかい棒をする…などというくだら ないことにさえも役に立たない」ということが語源という説明もあ りました。 関西では「屁の突っ張りにもならへん」と言われるようです。また 「屁にもならない(なんにもならない、何の役にも立たない)」と も。 キン肉マンの言うセリフに「へのつっぱりはいらんですよ」がある そうです。 一方で、「屁ではなく、塀の突っ張り」という説も流れています。 「昔の家の周りには、木製の塀があり、強風などで倒れないよう に、塀の内側につっぱりをしていたのです。つまり、塀のつっぱり にもならないようなものと言うのは、『役に立たない』『微々たる もの』と言う意味です」 国語辞典に載っている「屁の突っ張りにもならない」が正しい?
報告者:nande3