雪炎
誤植報告
ISBN:978-4-08-780746-2 著者:馳 星周(はせ せいしゅう) 発行:2015年1月10日 第1刷 ◎5ページ 9行目◎ 誤「築三十年を超える木造の家は…」 正「築三十年を越える木造の家は…」 ◎9ページ 2行目ほか◎ 誤「数十センチの積雪もあっという間に溶けて消えた。」 正「数十センチの積雪もあっという間に解けて消えた。」 新聞用字用語集は、加熱などで人工的なら「雪・氷を溶かす」、 自然現象なら「雪・氷を解かす、雪解け」と示しています。 ◎51ページ 2行目◎ 誤「小島は壇上に上がり、持参した原稿を読み始めた。」 正「小島は壇上に立ち、持参した原稿を読み始めた。」 「上に上がる・下に下がる」は重言といわれています。「壇上に 上がる」も重複表現に当たると思われます。 「壇上に立つ」「壇に登る」「登壇する」などと言い換えが必要 でしょう。 ◎52ページ 6行目◎ 誤「一斉に手が上がった。」 正「一斉に手が挙がった。」 「質問のある方は挙手を願います」との問い掛けに応じて「挙手」 したので[挙]に。 179ページに「古沢はわたしに背を向けて右手を挙げた。」という 文章があります。「それじゃあ」という挨拶のポーズ。肩より上に 手は上がっていないでしょう。この場合は、手をちょいと上げる程 度なので[挙手]ではなく、単に[上げる]でよいのではないかと 考えます。 新聞用字用語集では、「手を上げる」はホールドアップ、殴るなど の意の一般用語、と説明しています。 ◎67ページ 7行目ほか◎ 誤「ごめんね――友香宛てにそう記されただけの…」 正「ごめんね――友香宛にそう記されただけの…」 ○○に宛てて(向けて)手紙を書くのではなく、接尾語の[宛]。 ◎137ページ 5行目◎ 誤「わたし、和泉と申しまして、碧さんの同級生だったものなんです が」 誤「わたし、和泉と申しまして、碧さんの同級生なんですが」 間違いではありません。道産子なら北海道弁で言いそうな言葉で す。標準語を使う方には違和感があるかも。 北海道では「おばんでした」などと過去形で表現することがまま あります。同級生は同級生で、「だった」などと過去表現には当た らない名詞だと思います。余談でした。 ◎201ページ 9行目◎ 誤「その割りには、わたしに…」 正「その割には、わたしに…」 辞典によっては[割(り)]の表記で曖昧な説明をしているものがあり ますので間違いとは断定できませんが…。 新聞用字用語集では、[割り]は一般用語、動作を示すもので「頭割 り、部屋割り、水割り」など、[割]は比率、比較の意で「安い割に、 割がいい・悪い、割に合わない」などと説明しています。 ◎202ページ 17行目◎ 誤「…捜査の指揮を取っているのはキャリアだ。」 正「…捜査の指揮を執っているのはキャリアだ。」
報告者:nande3