朽ちないサクラ
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投稿日時 2016/7/18 0:06 | 最終変更
nande3
投稿数: 128

ISBN:978-4-19-863905-1
著者:柚月 裕子(ゆづき ゆうこ)
発行:2015年2月28日 第一刷
<誤植というより校正ミス? 意図的なミス?>
◎5ページ 5行目◎
誤「…今しがた置いたばかりの受話器を急いであげた。」
正「…今しがた置いたばかりの受話器を急いで上げた。」
間違いではありませんが、漢字で書くなら「取り上げる」の意味で
「上げる」になるのではないでしょうか。
この本は「あ(上、挙、揚)げる」の表記がバラバラで使い方も間違っ
ています。「付き合い」「つきあい」も出てきます。
13ページ9行目には「…面倒そうに受話器を上げた。」とあり、次行
は「…電話の受話器をあげた。」となっています。校正はどうなって
いるのでしょうね。
◎15ページ 4行目ほか◎
誤「…広報課宛てのメールフォルダを開いた。」
正「…広報課宛のメールフォルダを開いた。」
接尾語ですので[宛]に。
◎38ページ 14行目◎
誤「川で上がった遺体が…」
正「川で揚がった遺体が…」
漢字で書くなら、「水死体の引き揚げ」(新聞用字用語集から)の[揚]
を使うところでしょうか。
58ページにある「遺体を引き上げて調べたところ…」は微妙。ピック
アップの意味もありそうですが、ここは「元の所に戻す」意で「(水死
体を)引き揚げる」のほうがよろしいかと。
◎80ページ 17行目◎
誤「…署員の慰安旅行やリクリエーションに関する詳細は外部に…」
正「…署員の慰安旅行やレクリエーションに関する詳細は外部に…」
外来語表記は難しいのですが…[レクリエーション]でしょうね。
略して「高齢者レク」などと言いますが、「高齢者リク」だと、もはや
意味が分からないほど[レクリエーション]は定着しています。
◎81ページ 15行目◎
誤「千歳空港の構内にある土産屋で、一番人気の菓子を買った。」
正「?」
私の読み違えかもしれませんが…。有名なチョコレート・クッキーを
買った場所が疑問。
28ページに「札幌に新しくできた店の菓子で…」との説明があります。
「マルセイバターサンド」か「白い恋人」を想像させる文章なのです
が、両方とも「札幌に古くからある店舗で」売っていますし、空港でも
買うことができましょう。
◎163ページ 7行目◎
誤「どうかお気づかいなく、と気遣う泉に、治夫は笑みを浮かべようと
した。」
正「?」
ここも、間違いではありません。が、「お気づかいなく、と気遣 う」?
◎180ページ 9行目◎
誤「富樫(課長)は昼食を済ませると、いつも庁舎一階の外にある喫煙所で
煙草を吹かす。」
正「?」
ここも疑問符のつく文章です。あとのページでもこの喫煙所はたびたび
登場するのですが…113ページに「庁舎内の喫煙所は、一階の庁舎裏か
屋上かの、二箇所しかない。富樫はいつも屋上を使っていた。」という
説明があります。矛盾。
◎291ページ 9行目◎
誤「富樫は内心を計るかのように泉の目を覗き込むと…」
正「富樫は内心を測(量)るかのように泉の目を覗き込むと…」
意味としては、「推測」の[測る]か「推量」の[量る]になるでしょう。
「推し量る」「真意を測る」「心底を測りかねる」(新聞用字用語集から)
の使い方です。[計る]は、「計算、計画」の意。
◎302ページ 8行目◎
誤「課長も…ご存知のはずです」
正「課長も…ご存じのはずです」
48ページでは「…どうしてご存じなんですか」と正しく使っています。
校正が機能していない、と感じます。
著者:柚月 裕子(ゆづき ゆうこ)
発行:2015年2月28日 第一刷
<誤植というより校正ミス? 意図的なミス?>
◎5ページ 5行目◎
誤「…今しがた置いたばかりの受話器を急いであげた。」
正「…今しがた置いたばかりの受話器を急いで上げた。」
間違いではありませんが、漢字で書くなら「取り上げる」の意味で
「上げる」になるのではないでしょうか。
この本は「あ(上、挙、揚)げる」の表記がバラバラで使い方も間違っ
ています。「付き合い」「つきあい」も出てきます。
13ページ9行目には「…面倒そうに受話器を上げた。」とあり、次行
は「…電話の受話器をあげた。」となっています。校正はどうなって
いるのでしょうね。
◎15ページ 4行目ほか◎
誤「…広報課宛てのメールフォルダを開いた。」
正「…広報課宛のメールフォルダを開いた。」
接尾語ですので[宛]に。
◎38ページ 14行目◎
誤「川で上がった遺体が…」
正「川で揚がった遺体が…」
漢字で書くなら、「水死体の引き揚げ」(新聞用字用語集から)の[揚]
を使うところでしょうか。
58ページにある「遺体を引き上げて調べたところ…」は微妙。ピック
アップの意味もありそうですが、ここは「元の所に戻す」意で「(水死
体を)引き揚げる」のほうがよろしいかと。
◎80ページ 17行目◎
誤「…署員の慰安旅行やリクリエーションに関する詳細は外部に…」
正「…署員の慰安旅行やレクリエーションに関する詳細は外部に…」
外来語表記は難しいのですが…[レクリエーション]でしょうね。
略して「高齢者レク」などと言いますが、「高齢者リク」だと、もはや
意味が分からないほど[レクリエーション]は定着しています。
◎81ページ 15行目◎
誤「千歳空港の構内にある土産屋で、一番人気の菓子を買った。」
正「?」
私の読み違えかもしれませんが…。有名なチョコレート・クッキーを
買った場所が疑問。
28ページに「札幌に新しくできた店の菓子で…」との説明があります。
「マルセイバターサンド」か「白い恋人」を想像させる文章なのです
が、両方とも「札幌に古くからある店舗で」売っていますし、空港でも
買うことができましょう。
◎163ページ 7行目◎
誤「どうかお気づかいなく、と気遣う泉に、治夫は笑みを浮かべようと
した。」
正「?」
ここも、間違いではありません。が、「お気づかいなく、と気遣 う」?
◎180ページ 9行目◎
誤「富樫(課長)は昼食を済ませると、いつも庁舎一階の外にある喫煙所で
煙草を吹かす。」
正「?」
ここも疑問符のつく文章です。あとのページでもこの喫煙所はたびたび
登場するのですが…113ページに「庁舎内の喫煙所は、一階の庁舎裏か
屋上かの、二箇所しかない。富樫はいつも屋上を使っていた。」という
説明があります。矛盾。
◎291ページ 9行目◎
誤「富樫は内心を計るかのように泉の目を覗き込むと…」
正「富樫は内心を測(量)るかのように泉の目を覗き込むと…」
意味としては、「推測」の[測る]か「推量」の[量る]になるでしょう。
「推し量る」「真意を測る」「心底を測りかねる」(新聞用字用語集から)
の使い方です。[計る]は、「計算、計画」の意。
◎302ページ 8行目◎
誤「課長も…ご存知のはずです」
正「課長も…ご存じのはずです」
48ページでは「…どうしてご存じなんですか」と正しく使っています。
校正が機能していない、と感じます。
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朽ちないサクラ (nande3, 2016/7/18 0:06)