GEQ - Great Earth Quake - (大地震)
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投稿日時 2014/7/12 20:40 | 最終変更
nande3
投稿数: 128
ISBN:978-4-04-874023-4
著者:柴田 哲孝(しばた てつたか)
発行:2010年2月25日 初版
「阪神・淡路大震災の裏にはある陰謀が隠されていた」という内容の
フィクションともノンフィクションとも思わせる小説です。
<誤植というより校正ミス? 意図?>
◎16ページ 2行目ほか◎
誤「国道四三号線沿いのマンションの六階に住む…」
正「国道四三号沿いのマンションの六階に住む…」
ノンフィクションの色が濃いこの作品ゆえに、一般的な言い方の
「国道○○○号線」「○○○号線」ではなく、正確な表記をした
ほうがいいと思います。
一般国道、県道などもそうですが、各道路には路線番号が振ら
れており、「一般国道○○○号」または「国道○○○号」と呼ば
れます。「○○○号線」は一般的な言い方で、正式には「線」を
付して呼ばれることはありません。
その道路にある交差点を示すとき、「国道○○号線交差点」では
ゴロも悪いですね。「○○号交差点」がすっきりします。
正確には、「国道○○号○○町○○地先交差点」でしょうか。
◎21ページ 1行目ほか◎
誤「…頭を抱えながら揺れが治まるのを待った。」
正「…頭を抱えながら揺れが収まるのを待った。」
漢字の微妙な使い方です。どちらを使うか明確なものはありませ
んが、感覚的には、地震の揺れが[収束]する状態なので[収]に一
票です。
消防庁「地震防災マニュアル」の資料に「揺れが収まったら」と
の表記があります。
◎24ページ 10行目◎
誤「…神戸大橋も各所に亀裂が入ったために交通不能となり…」
正「…神戸大橋も各所に亀裂が入ったために通行不能となり…」
これも微妙な表現です。
事故などで通れなくなるのは、[通行不能]の範疇に入ると思いま
す。[通行止め]と同義で。
国道にもありますが、路面状況が悪かったり、狭隘で車の通行に
危険が伴う場合の[通行不能区間]と同じ使い方でいいと思うので
すが。
冬季に積雪や雪崩の危険から、一部が[交通不能区間]となる国道
などがあります。これは季節的な措置で、冬以外は通行可能。
また、国道のうち整備が遅れているため自動車が満足に通れない
「自動車交通不能区間」と呼ばれる区間が全国(国道339号など)
で約176kmもあるそうです。
※道路法=自動車交通不能区間(幅員、曲線半径、勾配その他の
道路の状況により最大積載量四トンの貨物自動車が通行するこ
とができない区間をいう。)
◎83ページ 16行目◎
誤「クライスラーなどいわゆるビッグスリーの車載船が…」
正「クライスラーなどいわゆるビッグスリーの自動車運搬船が…」
意味からいくと、[車載]は「荷物などを車に積むこと」。
自動車を運搬することに特化した構造を有した船なら「自動車運
搬船」でしょうか。
また、貨物船の一種で自動車の海上輸送に用いられる「自動車専
用船」とは分類上異なりますが、貨客船であるなら「カーフェリー」
「自動車渡船」「自動車航送船」などと呼ぶものもあるということ
です。
※船体の側面にランプウェイ(Ramp Way)という車の渡るスロー
プを装備しているのが自動車専用船。
◎138ページ 2行目◎
誤「…どうやらこの議員秘書上がりのこの男が日本の新しい首相に
なったらしい。」
正「…どうやらこの議員秘書上がりの男が日本の新しい首相になっ
たらしい。」
連体詞[この]の重複です。どちらか一つに。
◎185ページ 15行目◎
誤「…データを拾集するという意味においても。」
正「…データを収集するという意味においても。」
間違いとは言えませんが、[拾集]は「拾い集める、といった意味
で用いられることのある言い方」。一般的には「収集」あるいは
「収拾」の表記が用いられると思うのですが。
◎271ページ 11行目◎
誤「よう御存知ですな。」
正「よう御存じ(ご存じ)ですな。」
※ 初版本を読んで、気になった部分です。重版や文庫化で修正さ
れているかもしれません。
著者:柴田 哲孝(しばた てつたか)
発行:2010年2月25日 初版
「阪神・淡路大震災の裏にはある陰謀が隠されていた」という内容の
フィクションともノンフィクションとも思わせる小説です。
<誤植というより校正ミス? 意図?>
◎16ページ 2行目ほか◎
誤「国道四三号線沿いのマンションの六階に住む…」
正「国道四三号沿いのマンションの六階に住む…」
ノンフィクションの色が濃いこの作品ゆえに、一般的な言い方の
「国道○○○号線」「○○○号線」ではなく、正確な表記をした
ほうがいいと思います。
一般国道、県道などもそうですが、各道路には路線番号が振ら
れており、「一般国道○○○号」または「国道○○○号」と呼ば
れます。「○○○号線」は一般的な言い方で、正式には「線」を
付して呼ばれることはありません。
その道路にある交差点を示すとき、「国道○○号線交差点」では
ゴロも悪いですね。「○○号交差点」がすっきりします。
正確には、「国道○○号○○町○○地先交差点」でしょうか。
◎21ページ 1行目ほか◎
誤「…頭を抱えながら揺れが治まるのを待った。」
正「…頭を抱えながら揺れが収まるのを待った。」
漢字の微妙な使い方です。どちらを使うか明確なものはありませ
んが、感覚的には、地震の揺れが[収束]する状態なので[収]に一
票です。
消防庁「地震防災マニュアル」の資料に「揺れが収まったら」と
の表記があります。
◎24ページ 10行目◎
誤「…神戸大橋も各所に亀裂が入ったために交通不能となり…」
正「…神戸大橋も各所に亀裂が入ったために通行不能となり…」
これも微妙な表現です。
事故などで通れなくなるのは、[通行不能]の範疇に入ると思いま
す。[通行止め]と同義で。
国道にもありますが、路面状況が悪かったり、狭隘で車の通行に
危険が伴う場合の[通行不能区間]と同じ使い方でいいと思うので
すが。
冬季に積雪や雪崩の危険から、一部が[交通不能区間]となる国道
などがあります。これは季節的な措置で、冬以外は通行可能。
また、国道のうち整備が遅れているため自動車が満足に通れない
「自動車交通不能区間」と呼ばれる区間が全国(国道339号など)
で約176kmもあるそうです。
※道路法=自動車交通不能区間(幅員、曲線半径、勾配その他の
道路の状況により最大積載量四トンの貨物自動車が通行するこ
とができない区間をいう。)
◎83ページ 16行目◎
誤「クライスラーなどいわゆるビッグスリーの車載船が…」
正「クライスラーなどいわゆるビッグスリーの自動車運搬船が…」
意味からいくと、[車載]は「荷物などを車に積むこと」。
自動車を運搬することに特化した構造を有した船なら「自動車運
搬船」でしょうか。
また、貨物船の一種で自動車の海上輸送に用いられる「自動車専
用船」とは分類上異なりますが、貨客船であるなら「カーフェリー」
「自動車渡船」「自動車航送船」などと呼ぶものもあるということ
です。
※船体の側面にランプウェイ(Ramp Way)という車の渡るスロー
プを装備しているのが自動車専用船。
◎138ページ 2行目◎
誤「…どうやらこの議員秘書上がりのこの男が日本の新しい首相に
なったらしい。」
正「…どうやらこの議員秘書上がりの男が日本の新しい首相になっ
たらしい。」
連体詞[この]の重複です。どちらか一つに。
◎185ページ 15行目◎
誤「…データを拾集するという意味においても。」
正「…データを収集するという意味においても。」
間違いとは言えませんが、[拾集]は「拾い集める、といった意味
で用いられることのある言い方」。一般的には「収集」あるいは
「収拾」の表記が用いられると思うのですが。
◎271ページ 11行目◎
誤「よう御存知ですな。」
正「よう御存じ(ご存じ)ですな。」
※ 初版本を読んで、気になった部分です。重版や文庫化で修正さ
れているかもしれません。
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