歌舞伎町セブン
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歌舞伎町セブン
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投稿日時 2014/3/12 16:17
nande3
投稿数: 128
ISBN:978-4-12-205838-5
著者:誉田 哲也(ほんだ てつや)
発行:2013年9月25日 初版(中公文庫)
<誤植というより校正ミス? 意図的なミス?>
※中央公論新社刊『歌舞伎町セブン』(2010年11月)の
文庫化です。
◎20ページ 9行目◎
誤「最近、またちょっと建てつけが悪くなっている。大工を呼んで…」
正「最近、またちょっと立て付けが悪くなっている。大工を呼んで…」
間違いではありません。漢字の使い方、選択が難しいと思います。
「戸・障子など建具の納まり具合。また開閉の具合」との意味で、
[建てつ(付)け][立て付け]は同源とする辞典、併記する辞典、
[立て付け][建て付け]どちらか一方を挙げる辞典に分けられます。
[建て付け]と[付]の漢字を使うことが多いようです。
最近では、建築関係用語を中心に、派生的に「仕様」とか「構造」のよ
うな意味で使う人も多くなっています。
動詞で「建て付ける」になると「家を建てる、国家を建てる」などの
意味になります。
こうしたこともあり、[立て付け]がふさわしいかな、と個人的には
思っております。
◎111ページ 13行目◎
誤「これが、ホームパーティをやりたいが適当な場所がないという…」
正「これが、ホームパーティーをやりたいが適当な場所がないという…」
カタカナ語・カタカナ表記は作者の個性が出ますので、どれが正しい
とはなりませんが…。
[パーティー](party)が一般的でしょう。152ページほかに出てくる
[パーティション](partition)とは違うと思います。
175ページの[ダンディ]も[ダンディー]でしょうね。
◎116ページ 12行目◎
誤「昔は同業者だった。俺の伯父貴(ルビ=おじき)に当たる筋の人…」
正「昔は同業者だった。俺の伯父貴(ルビ=おじき)に当たる人…」
117ページに「ウチの伯父貴がヘマしたってだけなら…」という文章が
出てきます。「伯父貴筋」ではなく、「伯父貴本人」を指すと思います
ので、「当たる人」になるのでは?
◎143ページ 11行目◎
誤「…何か手柄を挙げたときか…」
正「…何か手柄を立てたときか…」
[手柄]は、[挙げる]より[立てる]ものかと。
◎234ページ 15行目◎
誤「非合法な活動で収益をあげていることは認める。」
正「非合法な活動で収益を上げていることは認める。」
細かいことですが…9ページでは「二年ないし三年で収益を上げては」
と正しく漢字[上]を使っています。統一を。校正の問題です。
◎279ページ 3行目◎
誤「…自分たちの都合のいいように街を作り変え…」
正「…自分たちの都合のいいように街をつくり変え…」
8ページに「歌舞伎町を小奇麗な未来型歓楽街に造り変えるのに…」と
いう文章があります。実際に予算をつけて再開発するという意味なの
で、[つくる]に[造]を用いています。
279ページは、新華僑が勢力を増して街をコントロールする、という
意味の[つくる]なので、抽象名詞を対象とした「人づくり」「街・町
づくり」と同じように平仮名書きがよろしいようで。
◎293ページ 4行目◎
誤「…それとも白(ルビ=しら)を切り通して、あとで…」
正「…それともシラを切り通して、あとで…」
よく「白を切る」と表記され、色の白の意味と勘違いされているようで
す。色とは関係がなく、「切る」もcutt(カット)の意味ではないと。
「しらを切る」の「しら」は「知らない」の略(白は、単なる当て
字)。「切る」は、「言い切る」の切る。
よって、「しらを切る」は、「知らないと云い切る」の意。
平仮名の[しら]だと埋もれてしまうので、カタカナ表記で[シラ]が
いいように思うのですが、いかがでしょう?
◎336ページ 16行目◎
誤「真ん前に牛丼の吉野家…」
正「真ん前に牛丼の(吉)野家…」
固有名詞なので、[士]の下に[口」の「さむらいよし」ではなく、
[土]の下に[口]の「つちよし」(外字)にすべきか?
著者:誉田 哲也(ほんだ てつや)
発行:2013年9月25日 初版(中公文庫)
<誤植というより校正ミス? 意図的なミス?>
※中央公論新社刊『歌舞伎町セブン』(2010年11月)の
文庫化です。
◎20ページ 9行目◎
誤「最近、またちょっと建てつけが悪くなっている。大工を呼んで…」
正「最近、またちょっと立て付けが悪くなっている。大工を呼んで…」
間違いではありません。漢字の使い方、選択が難しいと思います。
「戸・障子など建具の納まり具合。また開閉の具合」との意味で、
[建てつ(付)け][立て付け]は同源とする辞典、併記する辞典、
[立て付け][建て付け]どちらか一方を挙げる辞典に分けられます。
[建て付け]と[付]の漢字を使うことが多いようです。
最近では、建築関係用語を中心に、派生的に「仕様」とか「構造」のよ
うな意味で使う人も多くなっています。
動詞で「建て付ける」になると「家を建てる、国家を建てる」などの
意味になります。
こうしたこともあり、[立て付け]がふさわしいかな、と個人的には
思っております。
◎111ページ 13行目◎
誤「これが、ホームパーティをやりたいが適当な場所がないという…」
正「これが、ホームパーティーをやりたいが適当な場所がないという…」
カタカナ語・カタカナ表記は作者の個性が出ますので、どれが正しい
とはなりませんが…。
[パーティー](party)が一般的でしょう。152ページほかに出てくる
[パーティション](partition)とは違うと思います。
175ページの[ダンディ]も[ダンディー]でしょうね。
◎116ページ 12行目◎
誤「昔は同業者だった。俺の伯父貴(ルビ=おじき)に当たる筋の人…」
正「昔は同業者だった。俺の伯父貴(ルビ=おじき)に当たる人…」
117ページに「ウチの伯父貴がヘマしたってだけなら…」という文章が
出てきます。「伯父貴筋」ではなく、「伯父貴本人」を指すと思います
ので、「当たる人」になるのでは?
◎143ページ 11行目◎
誤「…何か手柄を挙げたときか…」
正「…何か手柄を立てたときか…」
[手柄]は、[挙げる]より[立てる]ものかと。
◎234ページ 15行目◎
誤「非合法な活動で収益をあげていることは認める。」
正「非合法な活動で収益を上げていることは認める。」
細かいことですが…9ページでは「二年ないし三年で収益を上げては」
と正しく漢字[上]を使っています。統一を。校正の問題です。
◎279ページ 3行目◎
誤「…自分たちの都合のいいように街を作り変え…」
正「…自分たちの都合のいいように街をつくり変え…」
8ページに「歌舞伎町を小奇麗な未来型歓楽街に造り変えるのに…」と
いう文章があります。実際に予算をつけて再開発するという意味なの
で、[つくる]に[造]を用いています。
279ページは、新華僑が勢力を増して街をコントロールする、という
意味の[つくる]なので、抽象名詞を対象とした「人づくり」「街・町
づくり」と同じように平仮名書きがよろしいようで。
◎293ページ 4行目◎
誤「…それとも白(ルビ=しら)を切り通して、あとで…」
正「…それともシラを切り通して、あとで…」
よく「白を切る」と表記され、色の白の意味と勘違いされているようで
す。色とは関係がなく、「切る」もcutt(カット)の意味ではないと。
「しらを切る」の「しら」は「知らない」の略(白は、単なる当て
字)。「切る」は、「言い切る」の切る。
よって、「しらを切る」は、「知らないと云い切る」の意。
平仮名の[しら]だと埋もれてしまうので、カタカナ表記で[シラ]が
いいように思うのですが、いかがでしょう?
◎336ページ 16行目◎
誤「真ん前に牛丼の吉野家…」
正「真ん前に牛丼の(吉)野家…」
固有名詞なので、[士]の下に[口」の「さむらいよし」ではなく、
[土]の下に[口]の「つちよし」(外字)にすべきか?
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